Jul,14 2008 曇天と願い
中1ヶ月(術後三週)で海へ戻るという、やや無理な注文を付けた今回の手術、二週までの経過は良かった。ただ、中間ずっと、ストレスから不眠気味で体調が良くなかった・・・・、そんな事から感触の無いまま術者による検診へ。
祈る気持ちで第一声を待つ、『良いね』と一言。
いつものトーンの高さがないのが何か嫌だ。引続き耳内の清掃、いや、瘡蓋や血の固まりが残っているが除去。しかし、瘡蓋を取ったところ一ヶ所出血・・・・2週で血管入ったまではよかったが、やはり体調が良くなかったからだろう、治りが悪い。そのせいで海へは一週後と言われたが、4日後の休みに合わせて代休を取ってくれた友人がいる、4日後を外す訳にはいかないから、『4日後でどうか』と念を押す。
すると、『鼓膜は大丈夫だが出血がある・・・まぁ、4日後なら』と、引続き耳栓の話しになったが、『どんな耳栓でも、水は入ってきます』というと、半ば『しょうがない』といった感じでだが許可が出た。
俺にしてみれば、一昨年綿棒で出血させて次の日波乗りしてるから、『鼓膜平気ならなんてことない』だが、医者にしてみれば傷が塞がるまではさせたくないのは当然だろう・・・・。
友人には事前にその日は『駄目かも』と伝えてあったが、その日に代休入れたと言われた。
ずっと俺を見て、支えてくれた彼だが、最短目標であるその日に戻れる様にと『願』を掛けてくれたと思う。
去年お袋が死んでから、『普通に感動する話』とかじゃすぐべそべそ泣くのに、自分の事じゃ何が有っても、泣けたら・・・・泣いた方が楽になると思っても、『ウル』ともこなかったが、久しぶりに『ウルッ』となった・・・・ありがとう。
次の検診は3ヶ月後と、しかし、『いつまで持つか』というきつい一言をいただいた。『2年持てば完治ですよね』と返したら苦笑いしてた。
やはり再発前提という事だろう・・・・身の回りの出来事とか、『晴れない』今の俺だが、陽の差す隙間は有るようだ。