Jun,28 2018 負けてもともとだし
ポーランド戦のメンバーが出た。
正直、危うい・・・・。だが、もともと3敗と思っていたのだから、負けて裏が分けるか等して敗退しても仕方無い。
ハリルでの結果を出さないことによる、いわゆるPDCAみたいなものを放棄した以上、結果だけ良くても長いスパンで見た日本代表は進化の階段は昇れない。
そこに変わりは無い。
2ヶ月という期間で、なり手が他にいない監督の下、どうなるかと思っていた。あのパラグアイ戦以降道筋が見えたのは確かだが、それはこのワールドカップでの道筋で、代表がブラジル辺りと伍すための礎にはならない。
ただ、そのアジリティーを活かしたやり方と、即興でも合うユニットを組み込み合わせたチーム造りの今回のワールドカップに向けたチーム造りの大いなるヒントにはなった筈。
全体を見れば攻守の切り替えが早いサッカー、ゲーゲンプレスを元にしているというのは、ブンデス在籍若しくは在籍経験者が多い代表には合ってる。その中で、長友・柴崎・乾・香川の4人が作り出す多様な三角形、またそこに大迫を入れた5人が作る多くの三角形が、日本のアジリティーを活かすのには嵌ってた。
もちろん、コロンビア戦のあのシーンが今の日本代表を造ったと言っても過言では無いと思うが、あの香川の大迫へのフリックはハリルのサッカーだったと思う。あれが仮に本田なら、持ってしまっただろう。受けた大迫がレバンドフスキならあそこで決めて退場者は出ていない、かも。ザックの頃とハリルの良いとこ取り、そこに所属チームなんかでの役割・動きを考えて組み合わせだろう。
セネガル戦でも言われたが、香川が途中から"消えた"とネガティブに言われる。だが、香川がマークを引き連れて動き回るから、香川一人を消すために二人が引きずられスペースが出来て、他の4人がスペースに入り厳しい玉際にならず受けられてる。その日本に振り回されて動きが重くなった後半途中から、決める力はあるがアジリティーと守備の足らない本田が入る、それなら本田のメリットがデメリットより大きくなる。コロンビア戦でのアシストとセネガル戦でのゴール以外は特に見るべき物がないと感じたが、前述した通り本田を使う最適解でもあった。
ちょっと予想外だったのがボランチとしての柴崎が想像以上で、ザックの後遠藤の後継がおらず崩壊気味だった基点が持ち直したのだが、形は違うがザックが3-4-3でやろうとしたオプションをハリル経由で併せ持つ形になったと思う。
ワールドカップ後はまた一から造りなおしになるんじゃないかと思うが、今はせっかく上がれるところまで来てるのだから4年に一度を愉しんでおこう。