May,25 2018 空と海の月
明け方に悪夢で目が覚めた。
とんでもない悪夢だったが、例によって不眠症から調子悪いので二度寝した。
眠剤の量が少し増えてる。そもそも最初に処方された"欧米では処方されない"ものは増やせないが減らせない状態で、後から付けられた副作用・危険性の低いタイプのものは副作用は十分なのに効きが弱い、それを処方され始めの1.5倍を飲んでるから朝が余計に弱くなった。眠剤での眠りなんて良くても寝かされているだけで寝ちゃいないから疲れは取れにくい。
だからこんな朝は本当に最悪で鬱々とした状態。ただ、海へ行けば良い事があると解っているから、どこかに重りを持ちながらも海へと向かう。
なんとなく波乗りして、QSを覗いてまた夕方。
ダラついた波であまり良くは無いが、少し混雑し始めたピークを面倒に思いながらも朝の鬱々とした気分は霧散していて、厚いフェイスでカーヴィング、少し走ってラウンドハウス、肩が出たらリエントリー、時にテールが抜けて肩を痛めて以来久々に言葉にならない気分。
日が落ちかけた頃、ちょっと空を見上げると月が見えた。
パドルバックしてくる時に水クラゲが手に当たる、「あぁ、海月かぁ」と。
空と海の月。
自分のサーフィンの出来もあったが心中穏やかにして感じ取れば、この自然の中でこれだけの気分を味わえること、それがどれだけの事か計り知れない。
こんな時間をを得られる・得られてしまったからには"もう死ぬのか"とすら感じてしまうほどのもの。
あぁ、人の世は馬鹿馬鹿しくもあり、最高でもある。
ただ、「明日死んでも悔いはないが、100年後に死んでも悔いだらけ」、悔いは無いに越したことはないがそんな人で在りたい。