Mar,31 2011 そのとき
そのとき
いつもの休日の通り波乗り。今日は鴨川、前日からの予想で波乗りできても良くないって解っていたのだけど、レトロボードででも少し出来ればいいや!くらいのノリだった。
午前中、潮の引いてる時間狙って、上げこんできてコンディション落ちて帰路に。
その途中で遭ったよ。
運転中で、何が起きたか解らなかった。路面が悪いからハンドル取られる、そう思ったのだが信号待ちで停止して今までに経験した事のない地震だって理解した。
千葉県内でこれだから、震源が千葉近くで起きたものならそれ程被害は大きくないだろうけど、離れたところで起きたものなら相当被害出てるのでは・・・・と。
少しして2度目の、茨城沖が震源のやつ。
周りの車や人々、コンビになんか見ても普段滅多に遭えないレベルだけど、そんなに被害の出ない地震て感じで、特におかしなこともない。車でも十分わかるくらい揺れの大きいやつがくるから、人によってはそのたび車を停めてる。走れる人はそのままだ。
家にはまっすぐ帰らず寄り道した先のテレビで見た仙台新港の津波はやばかった。
津波っていえばいわゆるサーフィンする波と違い、鉄砲水みたく多量の水が押し寄せてくるものと理解というかしてたけど、あの津波は遙かアウトでブレイク始めてビーチを越え仙台の街に押し寄せてた。
あれから三週間くらいが過ぎた。
未だ被災し避難している人が多く、いろんな問題から復興も進まず、下支えをすべき首都圏以西も東北の甚大な被害で色んな物事が下を向いてる。
普段通りにすることが、回りまわって被災地への復興の一助に、国を立ち直らせる力になる。阪神の時も少なからずそうだったし、体が怪我した時のように、被災地へ血を送り込むには、いつもどおりだけどいつもより他の部位は頑張らないといけない。
でも、頭では解っていても心はそうじゃない。
某堀江氏は原発どうこうより経済をまわすことを優先にしないと国が立ち行かなくなると言ったが、果たしてそうだろうか?
潜在的な国の力、日本がこれまでに貯めた資産等々はそうとうのものらしい、これは例えばお隣の韓国や他の新興国などとは大きな違いがあるそうだが、それらを動かすの結局人だ。
先行き不透明で良い報せより悪い報せのが多い原発の問題が人の心に影を落とす。人にしろ企業にしろ東北地方に少なからず繋がりがあるから、身動き取れないのは当然だろう。
あれがどうにかなるのは不測の事態ではない、十分予測し得る範囲だから、それに備える意味で資産を動かせない、また、場所によっては復興に動き出したとはいえ、原発についての被害は現在も進行しているのだから、何かにつけて不謹慎て考えるのは当たり前の心理だろう。
俺だって何だか晴れねって思うのは原発の問題が収束に向かっているのではなく、未だに進行しているからだ。
本当、どうでもいいことだけど某堀江氏みたいな人を識者如くメディアに出して、こんな事言って欲しくない。
目に見えないもの・理解し得ないものほど怖いんだよ。チェルノブイリとは違うって言うけど、放射能のことですら目に見えないから過剰に反応するんだよ。
そんな中、今度はもっと高い堤防造るだとか言う人もいるけど、それでいいの?
所詮人間が計り知り得る過去なんてたかが知れてるのに、有史以前は今回のよりもっと高い津波が来てたかも知れない。もっと大きな地震も起きてたかもしれない。
地球の上で生きているんだから、地震も津波も天災と言われてる事象も地球からしたら当たり前のことで災いなんかじゃない、それを前提にして色んな事を進めないといけないんじゃないのかな?
津波が来るのは当たり前って考えれば、低いところに住居等は作らないしそれに則った都市計画を立てる。実際被災した地区の中には昔そういった計画があった地区もあったそうだが、便利さ等々を優先にしてしまったところがあるそうだ。
地震が来るのも当たり前って考えれば、想定できる被害から逆算して都市計画だけじゃない、原発造る造らないとか考えられるんじゃない?
今の日本じゃすぐに全ての原発を停めるなんて事は出来ない筈だが、復興と併せて代替エネルギー等々考えて、推し進めていいんじゃないか。
様々な気象・地象条件に強い都市・建造物と(太陽光とか自然にあるもの由来が理想だけど)代替エネルギー。これらを協力に推し進めて実現できれば資源の輸入が減るし、何よりその技術と英知を財産・商品として、他国に売り・協力すればいいんじゃないか?