Sep,09 2007 決定機

先月の1日3戦ではないが、連日重要なゲームが続いた。


A代表のvsオーストリア戦、高原という大きな得点源を欠く日本だが、それにしても点を取れなさ過ぎた。
惜しいシュートはあったが、惜しいだけで相手に対する厳しさに欠けるシュートだったと思う、故に0点。PKはオシムではないが、運が多大きなウェイトを占めるから仕方なしだし、PK戦を設けながら延長戦が無いレギュレーションは不可解。


それにしてもサイドを上がっても崩れてないと、後ろへ戻す事が相変わらず多い、クロスを上げる前から崩れている事なんてFIFAランク上位のチームでは稀な事だし、下位チームだって守備を固められたら簡単には崩れていない。
クロスを上げて崩すものでは無いのか?
ミドルシュートが増えはしたが、「闇雲」ではないが「絶対ゴールを割る」と思って打っているミドルは何本あるのだろうか?


U-17world cup、vsフランスでの柿谷のゴールではないが、どれだけ遠くにボールがあっても決定機は決定機だ。それはチームで造るものであり、個人の力でも造るものである筈だ、そして、そのどちらも見る者を魅了する物だ。


高原抜きは少し面白くないが、センターバックの二人は強いし前進力が有る、稲本、中村俊輔、松井はその実績通りだと思う。サイドバックは少し弱いし遠藤は中田・中村・小野・稲本の控えの小笠原の控えだった。上積みは有るだろうが、アジアを越える玉際の強さを求めるのは酷だろう、他のMF陣も同様だ。
決定力を一番問われるFW、高原を除けばどんぐりの背比べ、だが、敢えて言うなら背は低くてもドリブル突破が出来る田中達也だろう。
アジアカップの布陣とは闘利王・松井・田中が代わった布陣でvsスイスを見てみたい。


問題のU-22。アウェーでのサウジ戦だけにドローで御の字、ましてや直前カタールがベトナム相手に分けたから負けさえしなければ良いと思っていたが・・・


勝てるゲームを取りこぼした。


守備重視で3-6-1の布陣にしたと思うが、サウジに退場者が出てからは数的優位に立ち前へ出る事ができた、その展開の中で、これもまた決められない。挙句に終いは10人のサウジに攻め込まれ防戦一方になる情けなさ。
戦前はドローで良しも戦中に展開が変わるなんて事はあるわけだし、応じてそこは点を取っておかないといけなかった。
次戦はホームでだが、逆にカタールでアウェーを戦った方がコンディション的には良かったわけで、良い流れでは無い中ホームで勝たなければならない一戦を迎えるU-22代表、彼らが北京へ行くことすら叶わないようだと南アへの展望も暗くなるから頑張って欲しい。

vs France Nadesihko couldn't fly highly