森保が博打を打った

W杯で久々のサッカーネタ。
立ち上がり以外の前半は、左サイドを押さえつけられる格好になり立ち上がりの僅かなオープンな時間以外防戦一方で、権田のPKを与えたプレーは抜けてたし仕方ない部分もあったがディフェンス含めた守りにバランスを欠いてた。権田は早く動きすぎた、ギュンドアンは余裕でPKを蹴った。ここは今後のギリギリの攻防ってとこを考えると個として改善が要る。
ハーフコートゲームに近い中、PKでの1点に抑えたのはアタッキングサードで無理やりドイツが来なかったからもある、流れはドイツだが活かし切らなかった。

後半布陣を343に変えて右サイドの重しを掃い、中盤が前を向けるようになると前にボールを繋げる様になった。ドイツに流れはあったが、日本も少しずつアタッキングサードへ入れるようになってきた。
オープンな展開とまでは言えないと思うが、徐々に試合になってきた。

分水嶺

前半10分くらいからの流れを活かせなかったドイツ、70分前後に権田の立て続けのセーブで流れは日本に傾いた。PK与えたうろたえた同じ人間とは思えないセービングだったな。
森保は5枚のカードを切った、布陣こそ343だが6人のアタッカーとして博打を打った。即興、今までにないメンバー構成で攻撃は最大の防御を体現した。守備も攻撃、ボールを奪う攻撃としたことが嵌った。
調子の良かったギュンドアンらを下げてくれたのも守備の負担が少しでも減ったこととなり幸いした。
展開はオープンな展開と言えるが流れは日本に傾いている、それを活かさんばかりにアタッキングサードに攻め込んだ結果が堂案の得点になり、少し守備が緩いところにまさかの失点で弛緩した隙を逃さず板倉が最高のキック、浅野って足元・トラップこんなできたっけ？というトラップから遠目からならホームランになるシュートがドイツディフェンスとキーパーとが生んだ変な間に嵌った。決勝点はマジすごいゴールだが、あの至近じゃなきゃ多分枠上を越えてたと思う。
だが勝てば官軍、浅野は最高の仕事をした。
最後は守りを固めて逆に引きすぎで攻め込まれたが何とか逃れてドイツから勝ちを奪った。

稀代の策士か凡愚のバカヅキか

引き分けが最低限の目標でそれすら危ういと思われていたがまさかの勝ち。
次戦はスペインに7点取られて負けたコスタリカだ、何回かまえに死の組と言われる中をベスト8まで来たことのもある国。日本は北中米は苦手にしないし勢いは日本が遥かに上回るが好事魔多しだ、プレーオフを何とか上がってきたチームだが、まともにやったら五分だろう。
ここは森保が策士ならこの勢いを活かして7分8分にして勝つだろう。だがこのドイツ戦が凡愚のバカヅキなら内容と後味のの悪い引き分け以下に終わるだろう。