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私見:森保の是非

Jun,30 2026 私見:森保の是非

ここではずっと森保に対しては否定的だ。
理由は試す際に変えすぎでAチームBチームとなりその差が解り辛く、一人変えただけなら当該ポジションでの個の差が解りやすいが不明瞭となり、ゲームごとに戦術が変化するとはいえ「誰が出ても同じチーム」という喧伝に対しチームとはいえ個の集団であるという前提に適っていないと考えるから。
また戦術の幅の問題、それが例えスペインでもカウンターの基となる押し返しは欧州チームにはできるが、ある種組織を超えた個の力や圧力を受けた際の押し返しのための戦術が見られないまたは、クロアチア戦でも見られた局面打開する戦術が見られないこと。
もう一つ、2026で気付いたが登録選手発表の際に涙を流したこと。
組織論における上位者はある種の冷徹さ、権限の自己肯定は必須であり、私情をあらわにするのは一見美談になるが組織内に要らぬものを招く。
同じ落涙でも君が代を聴いてのものは全然ありだが、選考でのそれは権限・判断に対する否定・自身の無さの表れであり選ばれたものにしても一抹の不安を与えかねない。
守田を外したことについて森保の考えは想像するしかないが、多く聞かれるのは森保との軋轢やチーム融合上の問題。久保ですら外されかかったとかいう話もあった。
プロファイルの域をでないが、和を重んじるのが森保の組織論なのかもしれない。
だが本来組織にあって第一義となるものは法と秩序であり、一連の森保の言動に見られる和を重んじる姿勢や情緒的な言動は属人的な力にはなり得るがチーム全員が共有するとは限らない、組織の力になるかで計れば否。
仮にもCLベスト8のスタメン、中心選手を外すといったことは才=能力・経験よりも重んじたものがあるということにほかならず、監督・チーム迎合が優先されることになれば国の代表選手であること、代表になることの要件が揺らぐことになる。
久保の本音を推察すれば「勝つためなら誰とでもやる、パスも出すし連携もするし要求もする」なのではないか。多様な個、その能力を使い切りつつ組織的なサッカーをする。それが必要な組織論の源泉ではないのか。
今朝のブラジル戦、堂安・伊東・鎌田を下げざるを得なかったのなら、守り抜いてザイオンに賭ける手もあった。であれば田中より守田、疲弊は否めない3バックの前に佐野・守田で固める割り切りもできたかもしれない。

結果としてそれらは一つ組織論として帰結されるだろうが、圧倒的な圧や大きな変化に対する処方がないということに他ならない。
そして結果は2022もそれ以前と同様の壁を越えられず、2026の予選も1位通過ではあるが以前と同様アジアは通過点、アジアカップ2024はファイナルさえも行けずと、アジアを圧倒出来なければ世界に伍すのは難しい筈が以前の指揮官との結果からみた差はない。
ドイツ・スペインに2022Gリーグで勝った、親善でイングランド・ブラジルに勝ったというポジティブなものはあるが、目指すものは実質的にベスト8以上なのだからそれらは、必然の経過とすべきであり不足しか見えてこないとするのがここでの私評。

単なるエンタメと捉えればそこに様々な盛り上がりなどを提供してくれたのだから是となるだろうが、勝つところを見たい、壁を越えてほしいといった勝負からの視点でみれば否。そしてその結果に対する経過における指揮官としての不足をみれば、否となる。

このブラジル戦いや、今回は三苫・南野・遠藤と言う主軸を欠いてのもので、途中からは久保も出られていないが、どんなに誰がでても一緒と言おうが総合力での下落は否めない。
堂安・伊東・鎌田の疲弊を考えれば交代はやむなしだっただろうが、三苫・南野と比べれば技術やチームとしての歯車にそん色は無くても怖さはない。鎌田と田中ではややタイプが違うしファンタジスタ度合いでいけば鎌田の方が上であり、特に押し込まれた後半の終盤での打開となれば鎌田がベター。
同じフォーメーションだとしても、個の特性とその組み合わせで換える必要はあった。誰が出ても一緒は同格以下ならいいが、格上に対しては経時とともに劣ってくるのは必然。
11対11ではあるが、局面打開をするなら1つの個でもある。タラレバを言えば三苫・南野・久保、日本の志向するものが組織であれば局面打開は指揮官であり、今回のブラジル戦はその能力を見るにうってつけだった。
故に戦術の幅。
後半終盤はほぼ押し返すことができず決壊は時間の問題に見えた、あのAT4人並んだDFラインは固まっていて一瞬の間だがそこを突かれた。ブラジルはブラジルという所以はそこだろう、疲労を考え全員変えられたとしても、富安は一人しおらずその個は替えが効かない。
局面は個対個、だが全体としては個対個をどう優位性を以って対峙させるかという戦術運用、故に田中のロストはチーム全体の問題であり、指揮官の幅の問題と言える。

1失点目はレフリーの誤認の可能性も言われている、そこまでは森保のプラン通りかもしれない。
仮に二失点目が無く、延長に入っても日本がPKゲットを含めて2点目を挙げることは難しかっただろう。押し返す手立てなければPK戦すら遠い向こう側、指揮官に求められるのは打開策、圧をいなして決壊を遅らせるなどの対応力。
10回やって何回勝てそうではなく、今この場を治めるための幅・対対応力を求めたい。

外野が言うのは易い、仮にアンチェロッティが日本を指揮してもどうなるかはわからないが、個を活かした個の能力に応じた振れ幅を正当化できる指揮官であってほしい。


持ってますね