Aug,09 2013 怖えぇロング

surf report 既報だけど・・・・・怪我したから海行けない!


鹿島灘北部の某所、サイズは腰~腹、風は軽い南・サイドで悪くない。ショアが深いミドルからのブレイクは潮が引いていることもあって、ダンパーの中に切れ目とインサイドまで続く肩を求めなければいけないが、夏の海のコンディションといえばそんなものか・・・・という感じ。
理想はファーストブレイクの一発目だが、厚速いセクションを抜けて加速してから深いボトムターンに縦のコントロール、返した先があればラッキー、なければ・・・そんなコンディション。


ちょっと速いか?というRの波、アップスのさなかテイクオフし損ねたロングが前にいた。「仕方ねーなー」とその波を諦めそのままやり過ごす刹那・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
気が付いたときはガンガンする頭を押さえてた、脳震盪と殴られたどころじゃない衝撃と痛み。何が起きたのか、どうなってるのか全く解らない。誰かが息ゼーゼーさせながらうめき声をあげる俺に何かを言ってる、流血を見たようで「血が流れてる」と言ったところから意識的に見聞きしたものを理解できるようになった。
テールをクラッシュしてクロスが剥離している水色のロングがそこにあって、その誰かが俺の板を手に取ってチェックをしているが、その誰かが「大丈夫か?」というようなことをしきりに言ってた。
前乗りし損ねて落ちたロング、それをやり過ごそうと陸の方に視線をやっていた俺の死角からそのロングが飛んできた様で右側頭部を直撃。
怒りや憤りなどではなく、ただ、どうしたらこんな風に、頭ガンガンとかなるのか?それだけ。


暫くそのままいたら少し落ち着いてきた。腰くらいの深さのところとはいえ、よく立ち上がっていたと思う。「流血」の言葉から押さえた手を頭から離して見ると確かに血だらけ、脳震盪もそうだが、骨折とか大丈夫か等徐々に心配が支配的になってきたので、とりあえず歩いて陸に上がった。


ロングの奴は「救急車呼ぶ?」とかなんとか言ってるが、優柔な真似した挙句に車で病院へ連れて行かれた。今思えば頭で脳震盪起こして流血となれば救急車じゃねーの?って思う。
病院じゃCT撮って「打撲と切り傷以外大丈夫」って、3針縫って終了。頭ぼーっとしてて何も考えなかったが、俺の保険証つかって加害者払いでその場が収まった。というか、頭回らないから流されるまま。
薬の処方をしてもらった頃にはある程度戻ってきたから、「万一なんかあったら嫌だから」と名前と連絡先を聞いて自分で運転して帰ってきたよ。縫合した医師には地元の医者にと言われたのだが、帰宅後時間があったからその日のうちに地元の医者行って引き継ぎしてもらった。

初心者のロングほど怖いものはないって思ったことがあるけど、今回自分が被害に遭ってこっぴどく再認識したよ。
ショートよりインで波待って、ショートの肩から前乗りするロングが昔から大嫌い。スーッとその性能故に逃げるロングの後ろにあるショルダーで、怒りにまかせてオフザリップとかやっちゃうんだけど危ないから止めた方が・・・・と思いました。

lingering heat as summer Inspiration