Jun,03 2017 長い一日

「もう出ない」とか言っていた大会・支部予選、懲りずにまた出てしまった。
経緯はどうでもいいのだけど、何となくだね。年末に登録だけしておけば出たくなった時出られるって感じでNSA登録はしていたが、いざエントリーって時期に、特に勝気はないけど、特段面倒くささも無いかったし、仕事上休みを取れるタイミングだったので「まぁいいか」的なノリ。

で、結果から、ラウンド2負け。
いわゆるコンペティションに長けた人達からは、波を取りにいかない、取り合いにいかないからって言われたけど、しゃーないやろ。

"長い一日"早朝に志田に集合するのに前日の仕事が遅くまでかかった。おまけにここしばらく頸椎が軽くぎっくり状態で、肩パンパンで二の腕が痺れるから「でかかったら棄権」とか条件付きで志田へ、不調が言い訳になるなら棄権する。
無風~軽いオフの腹~胸、セットは肩サイズくらい。QSの時の様に、インサイドまで綺麗につながるブレイクは無いが、2~3アクション入る波もある大会には良いコンディション。
ややセット間長いから、ヒートになれば良い波に乗れるか否かが分かれ目になるってのは判った。そのあたりは運否・天賦かと。

で、級を持ってないからシードされずラウンド1から、いつもと同様事前の練習はせず、ラウンド1が練習変わりといった意識。

ラウンド1、なんだかぼやーっと入って、緊張も何もない。
昨年の様に、ヒート中に数本しかない1アクション入る波を追っかけないといけない状況とは大違いだからか、普段のサーフィンと大差ない感じ。
とりあえずセットを待つ感じで一番アウトにポジション。開始早々からミドルサイズの波を他の選手が乗っていったが、インまで肩が続かず、ハイポイントは出ていない様だった。
ボヤ―っと待ってたら、ライトが切れたセットが入ってきたのでテイクオフ。ほぼ真っ直ぐ降りて、肩の張り出しのタイミングを計って縦にアプローチ、厚速めの波なのでパリッとしたリエントリーではなく、テールを回して返して再びボトムへ。次のセクションも同様のリエントリー、ただ、ちょっとボトムへ降りる間によれによるものかギャップがありつんのめる。つんのめったのは上手くこらえてクローズセクション、フィニッシュへのアプローチ。上手く板が返って着水したが、こういうセクション独特のバックウォッシュ的なボトムの"はねっ返り"から、ランディングに入ったところでバランスを崩しワイプアウト。
インコンプリートにならなければ・・・と思いつつ、セットで2アクション・リエントリーって他のヒートでもあまり無い波だからちょっと余裕が出た。
再びセット狙い、切れ目からでは肩が続かないアベレージサイズには手を出さず、ひたすら待つ。
暫くセットが入らず少し焦る気持ちも出始めた終盤、ようやく切れたセットにテイクオフ。
ただ、先ほどの波より厚めだし、これは先繋がっちゃいそうと考えつつ、リエントリー。ボトムへ降りるも厚めで肩が出てこないし、繋がりそうなので、厚め故少し角度は浅いが繋がるセクションのカールへアプローチしてテールを回し込む。良い塩梅にテール廻ってボトムへ降りてランディング、ってまたはねっ返りでバランス崩してワイプアウト。いや、コンマ3秒くらいはランディングした感じから、コンプリートでとは思ったが・・・。

そっからはセットも入らず、乗ったのはその2本だけ。
皆からは1抜けって言われて一安心だが、2本ともフィニッシュはインコンプリートになると。
ジャッジペーパー見たら1本目が7点だか6.5点で、2本目が4.5前後。「1本目はフィニッシュがコンプリートなら8~9点のエクセレント」だったとか?ちょっと悔しい思いもしたが、腕の痺れも落ち着いてるし、波の感じも悪くないので上々の出だし。

で、落ちたラウンド2。
最初に掴んだセットは厚くて最初のセクションでカービングも、その後がボヨつきながらダラダラ割れる波で以降アクション入らず。
結果的にその後はセットの切れるポジションを見誤ったといえばそうだが、奥で待たれてもそこに突っかけなかった。も少し左から割れるセット狙いでその奥の意識と、そっからじゃセットは抜けられないとか軽く考えてたけど、切れたセットはみんなそっからで、最初に乗ったきりセットは捕まえられず。乗れないってこともそうだが、乗せたってことも悪かったのだろうね。セット間が長い中盤過ぎてからは、セットを独占しているのが一人だったから、2抜け狙いでアベレージサイズ狙い。しかし"速めかな"って波が皆ダンパーで、後はダンパーに手を出して終了。
ホーン鳴った時の波はカウントされず(ダンパーにテイクオフよりはちょっと点がついてるかな)で、点になったのは1本だけ。敢え無く3位で通過ならず。

皆さんには散々、「勝てたのに(取りに)行かないから」「いいサーフィンしてたのに・・・」等々言われました。支部予選そのものも「通れたのに(取りに)行かないから」とも。
まあね、「波の取り合いを競うようなのは嫌」って言ってるんだから仕方ない結果だけど、やっぱり大会出るならそのことは重く考えないとダメなんだね。

でも、乗れば点は出せるがあんまり乗れないってのが俺なんだから、ある意味俺らしい、それもまたよしってことで。

落ちてからは他のクラスの観戦・応援。
腕の痺れなどからビールを断ってた(焼酎やワインは飲んでた)けど、ビール片手にね。負けたのは少し悔しいけど、良い波乗れればくらいの奴が5ラウンド波回りに恵まれる由もないからね、二の腕もそうだけど膝痛もあったからサバサバしたもので、ゆっくりした時間を過ごしたよ。

全てのヒートが終わってからはシダトラでフリーサーフィン、あまり乗れなかったけど、久々に一緒にやるって人もいたから楽しめた。

フリーサーフィン中、飲酒後といってもアルコールは抜けてるけど、波乗りしてて足がつる。こむら返りに足の指もでやばかった。
飲酒で水分やミネラル失うとつるって言うけど、今の膝痛もそこにヒントがあるのかもしれない。酒量は飲んだって500一本ってレベルだから、寧ろ健康に良い位かもしれないから、普段の食生活をちょっと見直さないといけないね。

波乗り後もなんやかんやで人に塗れて、でもゆっくり流れる時間だった。面倒くさがりだから毎度だと人当たりしちゃいそうだけど、たまにだから価値のある、長い一日。

サーフィンの価値 scene