茨城のいつも通っているところ（年一昔よく通ったエリアのポイントを潮が引く時間狙いで行くが）に今年は人が増えた。
波情報には出ていないが、ボチボチ有名になってきた。とはいえ昔から知る人ぞ知るってところだから、今の時代バレるのは仕方ないのだろう。
ただ去年は吹き続いた南西風で砂が北側に流れ、今年も浅いところとやや深いところが交互にある地形で潮回りにコンディションが左右される状態で、一昨年以前はもちろん、昔のようなそこかしこにバンクがあって多少の良し悪しはあれど混雑は避けられることが多かった。
変だったのは人出や地形だけでなく、千葉北と比べてこちらの方が小さい日が多かったこともある。長く千葉・茨城でやっている者としてまた、一宮が小さくてこのエリアまで来た事が何度かあるが何れもこちらの方が出来た実績もある。
南風が日中は東浪見より北ではサイド～サイドオンぽくなる千葉北に対し、軽く南東が入ることはあっても終日概ねクリーンなのがこちらの特徴でもあった。
風も今年は午後に南東が中～やや強めという日が多く、寧ろ千葉の方がオンショアにならない日が多かった。梅雨明け同然の天候が続いたり梅雨明けした7月に和田や一宮へ行ったのは、サイズ・地形はもちろんだが、風が入っても弱かったからだ。

8月に入って茨城に人が増え、ダンピーなブレイクには数人がテイクオフするなんて当たり前。
周囲のサーファーには「こいつは乗ったら抜けてくる」といった意識付けが要る。中途半端に追って抜けられない判断でテイクオフを諦めることをしない、行けるのはバックウォッシュなどでアクション無理でも抜けるだけはする。あからさまなセットは奥過ぎ（寧ろ半端になるなら誰が見てもダンパーのが良い）でも行って、やはり乗るところを見せておく。

ああ、面倒だな。
既にテイクオフしてる人間が奥にいるのにパドルして乗ろうとする奴、そんなのに限って初級に毛が生えた程度でその肩から先の難しい速いセクションて捕まることが多い。
だから南風の時期なのに例年になく千葉に来てる。多くのサーファーの行動パターンは似たりで、空いている時間を狙って夕方ローカルセッションは外す。そうやって混んでる（筈の）千葉北で愉しく過ごすことができている。

まぁ茨城の混雑も恐らくお盆までで、盆が明けたら少し静かな普段の茨城の海へ戻るだろう。台風で閉ったことによる地形の悪化が心配だが、終盤はまた愉しめるといいな。