Sep,02 2023 マスターズオープン体験記

別掲weekdaysurfreportに9/1白子というページで触れた大会が、NSA主催のマスターズオープンに出てみた。
マスターズオープン体験記  SillyTalk SURF+(SURF PLUS)確か例年なら秋に開催されていたと記憶しているが、今年は全日本が秋になったので日程入れ替わり?といったかんじで聞いていたが千葉の白子開催ということから「千葉開催なので、皆さん出てみませんか」という言葉が伝播し、皆で出ようといったノリになった。問題は3日の長丁場、金曜は自分は定休だが土日は基本仕事。ブラッキーな会社にあって、有給の申請を通すのに唯一の救いが社長自身がマラソンの大会に出ていること=スポーツの大会参加には理解がある(基本自分大好きで同じようにすることは許されることが多い)こと。
今日申請しようかという時に、社長より次のプロジェクトの(概要版だが)出資案内の代書を言われ、本来の職務外だが受けて出して貸しを(多分借りとは思われてないはずだが)作ってから申請、通った。
大会規模からスケジュールがどうなのかなど不明だが、例えば初日に1コケしても残り二日はフリーサーフィン等に充てあられるわけで、8月に夏休み込みで週3休み2回となどと分散取得して社内で悪目立ちしたものの休めることとなりエントリー。フィーが12000円超え、当日皆「びっくりした」と言っていたが俺も高くないか?と思う金額でちと後悔もした。

途中エントリー人数の発表があり、ダブルメインのシニア/マスターとGマスター/カフナは100人超え。
まぁNSA主催のポイントなるものがつく大会だけに、全国から来るわなーと。その昔全日本の本戦へ行ったことはあるが、近年は支部予選でトンコロ喰らう下手くそがどうすんのと、でもそこは皆で夏最後の週末といえる時期に皆で集まって愉しめるし、負けたらフリーサーフィンに行ったり久々に引きこもって寝込んでも良いしとポジティブに考えた。

近づいた頃に台風直撃の可能性が噂され、その場合は開催週の頭に延期などの発表をするとのことだったが、幸いクローズするような状況にはならず、無事開催となった。

何せブラックな会社だから延期だから有給の取り直し、とかかなりヤバいからね。。。

当日「皆で」ってことからテントを建てることを運営から許可をもらったらしくその手伝いから。
今更だがあの整備されていない土手をテント(広げて脚を伸ばすやつ)を持って登るので1ラウンド、これを書いているのは翌日の夜にあたるが無駄に筋肉痛と腰痛出ているのはその影響かな。
ギリギリに会場入りし練習する暇もなく、といってもハナから練習する気はなかったけどね。
大会も愉しみの一つ、とはいっても出るからには頑張る。支部予選時は「勝つ」ことに拘って空回り的に2コケした内容がある、今回はヒートでの波乗りを愉しむと、愉しければ結果は付いてくるから愉しむ・愉しめる波に乗ることを主眼とした。で、普段あちこちでやっているからどこの海入ってもよほどのクセ波でなければ普段通り。酷い癖波ならフリーサーフィンでも苦労するから練習はやんなくても大差ない、テント設営で体は動かしたからOKとヘンなノリでヒートを待った。
朝設営している頃は、3ポイント中2ポイントは1~2たまに3アクションと良い波も混じっていたが、元々誰もやっていなかったポイントで、それも潮が引いてショアブレイクに切れ目を見つけるオンショアコンディションでヒートを迎えた。

Round1/Round of 120(100人ちょいかな実際は)

5人ヒートがある中で4人と恵まれた格好かな、でも当日キャンセルなんかもあって5人ヒートはそんなに多くなかったと思う。
3ヒート前に腹サイズのセットで2発メイクした選手がいたのと、ショアブレイクライクでけっこう掘れることからTwo Happy#2でセット狙いと思っていたが、2ヒート前から腹以上はダンパーしか見えなくなり、腰以下のダンピーなブレイクに切れ目を見つけてアクション、という内容になってきた。腹・胸ならTwo Happyで嵌めた方が点は出るが、NewFlyerでも問題はないことからNewFlyer#3で。
そもそもこのEPSボードは支部予選用に作ったのに現場じゃPUに拘って一度も使わず、周囲からは「(波的に)やっぱこっちだったでしょ」などとも言われる始末だったが、先週和田でこれよりマシだがショアブレイクの短い切れ目を探して1発とやっていて、まぁ普段から得意なものだし、その手の争いなら伍せるとの思いもあったので、そクリティカルな短い切れ目へのリエントリーを"愉しみに"とパドルアウト。
勝つって思わないで、乗った波を愉しむ(メイクありきだが)と思うと不思議と緊張もなにもしない。シチュエーション・プライオリティシチュエーションで自分が今どうかってのが分かるが、聞こえてどうなのか分かってもやはり特に緊張もしなかった。
どこでどう割れるかなんてよく分からないから皆適当に間を置いて待つが、開始早々膝チョイの肩が出そうな波に飛び乗った。軽くトップへ上って下ろしてと、存外割れるとリップ落ちるのが速くて当て込むと思っていたところが割れてスープに当てる格好になり1.6ちょい。
テイクオフから当て込む部分は見ているが、急に(思ったより)掘れて割れるから次からは気をつけないといけないとほぼ歩いてパドルアウト。
それぞれ乗り始めたが、皆1点台で難しいコンディション。1.6点ではあったが、ちょい当てコンプリートしてるから次は腿~腰でもう少ししっかり当てられる波をと、プライオリティは2番だがファースト持ちは近くにおらず切れるなという腿サイズをテイクオフしボトム下りて、そこから早いブレイクに合わせて体で上げて、当てたところからテールを押して回して着地。これで2.3ちょい。ボトムターンがちとおざなりな分伸びないが、これは点になる。
そのあとは腰サイズ以上でパキっと当てて3点台を目指すもインコンプリート続きなので、終盤はバックアップを伸ばすことに切り替える。
ただなかなか2点台のチョイ当てでも出来る波は入らず、ようやく入ったと思ったら俺のが奥だがプライオリティ上位の選手が肩にいて乗れず、その波で2.2を出され冷や汗をかいたが最終的には2位で抜けることが出来た。
通るには通ったが1本足りない状態でもあるので、セットでのハイスコア狙いは2本揃えてからにしないと危ないと、次へ繋がった。

Round2/Round of 48

オンショアが強まり更に潮が引いて大概のヒートの通かラインが4~5点といった状態が続いた後のヒート。
ストレッチしながら前のヒートを見ていて、切れやすい場所をなんとなくだが見つけた。パドルアウトして前のヒートが終わった後、ジャッジの交代か知らんがけっこう間があったのだが、その場所をカレントの中キープしていると、やはり切れる波が入る。切れるから全部点を出せる波とは限らないがここキープとしてヒートが始まった。
で同じ事を考えていたか、同じ場所をキープしていた選手に奥を取られ2.3ちょいを出されるもその裏の波も切れる波で、テイクオフからボトム落りて当て込むその刹那、リップが落ちてきた。当てには行っているのでもう引けないが、咄嗟に当てる角度を緩めて落ちるリップにボトムを当ててテールをねじ込んで前に出す。サイズそこそこならともかく、この小さい波では難しかったが、着水成功し前にも出た。前に出たところでフィンが下について後ろにひっくり返ったがとりま2.5点、プルアウトはちゃんとしないと見栄え悪いしへたすりゃフィンが下に付いたせいなのにインコンプリートにされるもと、安堵と課題が入り混じった一本。
その後もその場所キープで波を追ったが切れそうで切れずなどでプライオリティーを下げたところに切れる波が来た、でもまたもや肩にいる選手のがプライオリティー上。
手出しできず2.6~7を出された、でもその選手がトップで2位は3.5を持っているがバックアップが1.3でニード2.31、ちょい当てでもテール回すリエントリー1発で逆転できるシチュエーション。
だが2位の選手がファーストプライオリティを持ったままこちらに近づいてきて(つーかカレントで流されるし)るが、乗らない。こちら仕方なく少し間を空けるために切れる波が来づらい方へ逃げるが、案の定来ない、というか2位の選手は乗らんのだわ、プライオリティ持ったまま。終了10秒前、膝サイズの切れた波に乗り、トロくてしょうもないが何とか繋いでフィニッシュをとパンピングで繋いだが、ボトムが出来ないままシャバとブレイクして終了。パンピング(少し横にってので極軽いターン的)で繋いだだけでも1点出てたから、終いにほんのチョイ当て出来ればニードまで届いたかもしれないが、終いシャバではどうにもならずこのヒート3位敗退。

悔しいのはやはりプライオリティ低くて乗れる波乗れず点を出されたこと。
このヒート結果3本(後一本はダラダラで即プルアウトの0.5点かな)しか乗れずで悪い癖が出た。というかプライオリティルール出なければもっと乗ってたが、無駄にプライオリティを失ったりもした。
これも一つ良い経験として、また大会も愉しめる様にしたい。

一応ランキング様のポイントは付くみたいで、確定ではないが25~36位の間のポイントがもらえるらしい。
会社には1コケだと申し訳が立たないが、100人ちょっと中25~36位と言えれば次も大会なのでと有給出すとき言い易いかな。

Over-Rev as Ecstatic 例によって