Sep,18 2023 例によって

例によって  SillyTalk SURF+さて、コロナの5類移行から大会も戻ってきていてお世話になってるお店の大会も4年振りに開催となった。
大会嫌いになった俺がお付き合いで渋々出るようになったのがこの大会、以前は年齢別(要は年齢が高いってこと)のクラスに出ていて、25歳オーバー・35歳以上・45歳以上と勝って入賞も複数回、時に1コケもあったが7年前から「もう出たくない、でも出るなら年齢別はもういいかな」と思うようになり、Aクラスにエントリーするようになった。
過去この年齢別とダブルでエントリーし、Aクラスこそ緒戦のクラス分け戦で失敗しA2というAの下になったが年齢別とのダブル優勝をし、コロナ前の年こそ色別ミスでクラス分け後のR1(実質R2)で敗退(面倒くせ―と思って異議は唱えていないが他の選手に俺のそのヒートのハイエストが行った)したが、その前年は2位になってるからこの大会は最上位クラスでの優勝以外はもうないのだった。
コロナで3年できなかったのは大きいな、20台30台前半ならともかく衰える(技術的には週2ペースでやってるからまだ伸びるが)、何より気持ちの強さがなくなるのが大きい。
苦手な支部予選や過去負けたヒートを振り返ると、知り合いとかと一緒だとダメとか典型だし、2位で優勝へ後一本が足らず(その1本がリードしていた選手のところに入ったから尚悔しかったが)のくせに翌年は色別ミスで異議も立てなかったのは、出し切れない波/コンディションで勝つという事に対する気持ちとスキルの欠如だ。
で、4年振りの大会はスモールで日中はサイドオンが強く吹く予報、地形も中間深いから上げると難しそう。実際似た(サイドオンはそこまで強くなかった)コンディションの前日の情報でも夕方前からかなり厳しいコンディションだったから、良い波はなくテイクオフから即縦リエントリーフィニッシュ2本揃えること、優勝のためにファイナルはプラスアルファ、1ターンからの縦フィニッシュ程度は要るかなと予想。
2週前のマスターズオープンに続いて、苦手ではない寧ろフリーでもよくやるアクションがキーになるなら「ファイナルまでは負ける理由がない」とも思った。
当日ね、朝から既にサイドオン、フェイスはまだあれだがよれてやや纏まりを欠く。
形になる波もあるがそういった波は小さめでダラダラ、練習で入ってる人もそういったダラダラは消えるか良くて合わせる程度のフィニッシュしかできず苦戦してた。それでもセットにたまに2アクション入る波も混じる、とはいえそれをヒートで換算すると1本あればマシくらいのもので、ジャッジのクライテリアもクリティカルなセクションでのアクション、とうことだからとりあえずダンパーの短い切れ目での1リエントリー2本で行けるかなと、この夏も日中オンショア寄りになりコンディション落ちしてもそうした波でそんなことやってきてそれはそれで愉しめた、ならば適当に愉しめてできるし上がってもいけると考えてた。

R1(クラス分け戦)
ここが意外と難しくて、上手くてもここでA2に回る人は少なくない。お客さんはもちろんだが、お店の関係者/関連するお店などからも選手は来るから、どこそこのローカルさんも混じる、ショップレベルにしてはレベルが高いとWSLでもジャッジをしてる方にジャッジをしていただいているがそう言われる所以だろう。
前日他人の仕事のトラブル処理でイラっとしてたせいか寝不足だし、憂さを晴らすにはって波じゃないからナーバスなテンション。
ピークの定まらないブレイク、よれたセットのよれ重なり際からのテイクオフを狙うが、よれはブレイクしそうで立ちそうな開いてフェイスが緩くなりインでダンパーになる。
形になるが小さくダラダラは点になりそうもない、存外少ない腰サイズで肩の出る切れた波だけを狙うしかないと、ファーストテイクオフまで少し時間がかかったが、パドルで追ってる時点から当て込む位置を見ながらそのままテイクオフ、ボトムを深くは使えないがねじ込んでボトムにリップを当てて返す。
閉るセクションといっても押さない波でのテイクオフスピードと体でねじ込むから、深みにより前に出ないとか、掘れて刺さるとか、とにかくよれやボヨつきなどからのインコンプリートのリスクもあるが前に出た。もちろん先はないからライディングとしてはプルアウトして終了、切れ目自体ほんの少しの短い切れ目だが、リップの出るセクションに当てるのはそれなりの点数は貰える。これで2点後半だったかな、その次はトロいが形になるから終いがセクション出来ればと乗ったが消える手前のトップだけ割れるところに合わせて2点弱。
今日は他の選手のライディングは見てなくて、この2本乗った頃からモヤモヤした気分が無くなって見る余裕が出た。
皆あまり乗ってないし、乗ってもダンパーとか苦戦してた。
この2本でどうかな?と、感じ的には2位内はありそうと感じたが、判らないからもう一本リエントリーをと待つと、終了間際にようやく腰あるかくらいのダンピーな波が入り、こちらは一本目よりも少しボトム使えてその分板も上がって、そのまま回して降りた。
でもなぜかこちらの方が一本目より点が少し低かった、3.5を付けてるジャッジもいたが、2.5が2人いて2.6。って今これ書いて気付いたが2.8ちょいやん。
結果は2抜けだが、1位のスコアは2.8くらい二本だったからこの0.2でどやったんやろ、変わってない気もするが後にここ1抜けと2抜けで大きな違いが出るのだがな。
まぁセルフジャッジじゃ一本目は上下の動きが短いから2.3で2本目は3.0なの、そのまんまだとやはり2抜けだが、例えば1本目の狭く小さいところでのねじり込み=ターンを評価しての2点後半(はっきり覚えてーねけど2.8ちょいかな)なら1抜けあったわな。。。
まぁ、意外と難しいこのクラス分け戦をクリアして勝ってるA2に回らずに済んだ。
しかし見た目以上に押さない・割れない波で何より数が少ない、それに春の支部予選の時の様にイマイチ入れていない自分が心配。

R1(A1でのR1だから実質2回戦みたいなもん)
フォーマットで結局ビギナーとABそれぞれが2クラスとレジェンド(おっさんクラスな、ここはもういい、還暦超えたら戻るかくらい)と6クラスを2ポイントで回すからここまで2時間くらい。
その間に潮が引いてダンパーが目立つが、実際のところ腿くらいで高さも厚みもない。大会やってる横のピークが腿・腰~腹でダンピーだがそこかしこに切れ目ありで1~2アクションで良くはなくても遊べてた、こっち関係ないけど、つーか朝からそこの方が概ねコンディションは良かったわな。
で、一度入ったせいか落ち着いてこのラウンドを迎えられた。コロコロ変わるしダメな場所でもたまに良いのが割れたりするが、概ね待つ位置も決めてスタートを待つ。
始まる前は割れていた波が暫く入らなくなった、3分くらいは誰も波を追うことすらしない。
そこから時々誰かが乗る様にはなった、俺も5分以上経過してようやく腿サイズの波で1リエントリー、2.6ちょいかな。朝より引いた分更に押さないしフェイスも立たないペラっとした波が多いが、何より割れない。
そこからは4人が適当な間隔でポジションしていて来たら乗る感じだが、俺のポジションには入らない。中盤時点で俺より右奥にいた選手が2本1ターンからのフィニッシュって波を乗ってたので1人抜けはほぼ確定かなと。残りは3人見る限り僅差で、2点後半くらいを誰が乗るかといった状態。
一抜けが確定的な選手が居る右奥へ少し寄り、もともと自分のいたポジションのと兼用で見るようにしたが、割れない。
少しうねったものが見えたらポジションを少し動かすくらいで追う波がないが、残り3分から膝サイズでも何でも乗った。そうしてる中で、別の選手が浅いターンから横横だがフィニッシュ、多分3点近くは出たかなというライド。
そうなると膝サイズをしごいてインでチョイ当てフィニッシュ2点程度じゃ届かないから、腰サイズをと追いまわす。
終了間際、よれた腰近いRが入る。ちょうどよれ重なりの少し奥だからテイクオフ後にそこが重なり割れればボトム使ってリエントリー行ける、そう考えながらもそのよれの緩い開き具合から重ならず消えることも頭をよぎる。
カウントバックの中テイクオフしたその波は、テイクオフ後にパンピング1回くらいのあとよれが開いてうねりへ戻った。
最後の3分で4本闇雲に乗ったが全て消える横に割れない波で、最後の波は直進パンピングだが1.3くれてたが、都合4点弱で敢え無く敗退となった。
1位の選手は2本で9点台、あのトロい波でも1ターンから角度は無くてもフィニッシュしてた。中間パンピングしてたが幅広小波用EPSを上手く使ってた。
2抜けの選手は俺がやろうとしたスープでない1アクションを2回をやれてた。
負けた二人は乗れずだね、俺は1本2.6があったが彼はここの地元で知り合いでもあったが2点を2本と振るわなかった。
上がってから彼から「波のせいにしましょ」と言われた、結果論だが一抜けした選手のポジションが唯一ミドル寄りから割れる波が入ったからそこを見つけられなかった、2抜けの選手はミドル寄りからではないがフェイスの残る波を2本ゲットしてそれを確実にモノにした(彼はファイナルまで行ったんだわ)。
負けた二人は1抜けの選手は別として、アクション入るセクションのできる波、ブレイクにも見放されたのかポジションが悪いのかだが、そっちこっちで時々アクション入るセクションのある波が入る状況では、まぁ運としか言いようがない。
まぁこのヒート、ファイナリストになった選手にここが地元の選手にやはり九十九里が地元って選手が揃って(俺もこのA1は2位と前回の色別間違い落ちとR3コケだからここはやったサーフィンでは負けたことなかったラウンドだよ一応)きついヒートではあった。誰もがファイナリストになってもおかしくない面子か、クラス分けヒートで1抜けなら面子の緩いヒートまたはもうちょっと波の来るヒートに入ったかもね。実際このラウンド抜けるラインは4点くらいで5点なら1抜けって感じだったしね。
まぁ悪い波なりに愉しんで乗れてってのが全くなかった、R1の最後の波でのリエントリーが少し溜飲下げる程度じゃ負けに相応しいわな。
数年前の支部予選で6点台と4点台、どちらもフィニッシュの着地後にボヨつきで足下抄われインコンプリートで下げたが、それでも都合11点以上でちぎって上がったことがあるが、そんな感じでやりたいわ。

チーム戦
前回、予選ではいいスコアメイクで決勝へ進める貢献が出来たが、決勝でカーヴィングをメイクしきれず僅差で2位だったので、寧ろこちらのが色別不良での敗退より悔しかったというゲーム。
なんか今回フォーマット変わって予選→決勝でなくて4チームヒートと5チームヒートと分けてやって合計点で争うらしい。
そもそも、別のチームの方からうちで出ないって打診を少し前からされてたがいつものチームは当日言ってくるからわからんと半分断りを入れていた中で、予定メンバーがおっさんクラスのファイナリスト2名になり代走を頼むことになって不満だったわけ。
勝つ気ないなら誘ってくれたチームで出るわ。といっても今更なわけで、いつもは大将で最後に乗っていたが、途中時間かける人がいてとりま乗ったって過去もあるから早く乗れる人から順にと(?)先鋒でとなった。
20分ヒート、一人頭4分だが始まってから3~4分の間5チーム=25人誰も乗れない。ぼちぼちポジションにより乗り出したころ、ちょっとしたセットが入ったので何も考えずテイクオフ、ダンピーな方がアクションしやすいが存外トロく、サイズが多少ある分カーヴしてただボヨつくセクション入ったので前へ向けて必死でパンピング、気持ちフェイスがでたところで、恐らくその先消えるなと踏んでそこで無理やりカーヴしてからテール蹴り込んで陸の方へ向けて1~2パンピングをした超誤魔化しライド。最初のカーヴがもっと戻せてその後フェイスを少しでも滑れれば多分2.5点くらいかな、後は差を付けるためにインチキを多少でも評価してくれれば3点届くかなと、MC聞こえなかったけど後から仲間から2アクションって言われたから、そんな風に見えたのかなとwww
でも結果は9チーム中7位、先鋒ってけっこう波選べないから最後のが良いが、チームとしてよりスコアメイクできる人間がおっさんクラスのファイナリストを理由に急遽変わって負けたのは仕方ないけど気分悪い。
まぁそれでも久々に見る顔と面白可笑しく一日過ごせて、サーフィンそのものではなくその仲間とか人間関係で愉しめた日でした。

それにしてもこの大会は優勝する度「もう出ない」と思うのだが、お付き合い上でてまう。
今回Aクラスは若い子いて難しいよ的な事言われたが、1位2位は若くなかった。3年空いて俺もその分年は食ったが、おっさんクラスでは物足りないのだよ、乗れればファイナルまでは行ける気持ちに変わりはないが、大会/ヒートでの強い気持ちが無いのが問題。
でも愉しくてナンボだから、マインドセットが出来た中で乗れればね、愉しく上がっていける筈。どうせ波乗りしてる限りこの大会は呼ばれんだろうしね。

マスターズオープン体験記 艱難と望み