May,10 2010 Quad Fish
マチャドのFishCuitが注目を集めて以来、定番とまでは行かなくてもどこの海でも当たり前に見かけるようになったFish taleのQuad。
前にレンタルをインプしたFishCuitとは違う、もう少しレトロなアウトラインのQuad fishを暫く借り受けることが出来たのでそのインプレッション。何せ調子が良かったので数ヶ月借りっ放し、腰前後のサイズの時に乗り込みましたので、自分で言うのもなんですがちょっと借りただけのFishCuitなんかとは重みが違います。
Length="5'5" Width="20 1/2" Thicness="2 1/2"
シェイプ・デザインはいつものCalifornia在住Chris Borst 。表記の寸法では普段のスラスターが5'11 18 1/4 2 1/4の俺にはいささかオーバーフロートで、波待ちした感じも『浮く』の一言。
解る人には解る(?)、個人的な感覚では愛用のTwin Fish(レトロなやつ)とスラスターの間くらいの板で、曲がらないTwin Fishをバーティカルなアクション可能にした様な代物です。
Twin Fishでも波の上下を大きく使えば縦のマニューバーも可能ですが、どうしても重い大回りなターンとなり、ともすれば横~横のライディングを余儀なくされますが、あくまでTwin fsihとの比較でこの板は縦へのアプローチに板が付いて来てくれるので、縦・横どちらでも走り回れます。
コンディション的に向くのがTwin fish同様小波・厚目で、向かないのが速くて掘れた小波です。
これはつまる所トップターンをどれだけ大きくやれるかを基準にしてますが、やはりこの手の板はglideしてナンボ(某誌は関係ありませんが)でしょうから、トップターンのアプローチが浅く小さくなる速い小波よりは、戻しすぎてもクリティカルセクションをキープできるブレイクの方が楽しいのは自明でしょう。
動く分テイクオフの速さ等が若干落ちますが、腰~腹サイズで厚目のコンディションでも縦のアプローチが可能で、安定感・波の捕まえ易さ・取り回しの良さ・縦のアプローチもOKと、ちょっとスラスターはしんどいという方やコンディションにはもってこいの一本です。