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WizardSleeve by Channel Islands Surfboards

Dec,17 2013 WizardSleeve by Channel Islands Surfboards

131015_1.jpgここに載せるには今一つ変態・へんてこ度合が少ないが、バリバリ(?)のスラスター乗りの方からすると遠ざけたいアウトラインということでのインプ。


(あの)Kelly Slaterが6ftに満たないノーズの丸いボードで2008年のpipeline mastersを制したが、そのモデル『Deep6』を小波用にしたもの。
5'4 18 7/8 2 1/8だが、全体にボリュームがあることから体重60㎏前後の自分にはオーバーフロート。
いわゆるへんてこボードの類、オルタナティブ系との認識からクリーンフェイスな小波(腿~腰~腹)程度での使い出し(借り物だけど)。夏の鹿島灘は比較的前述したコンディションが多く使い出しにはうってつけだったのだが、(普通の)スラスターではアクション厳しいパワーのない腰~腹で想像以上に乗ることができた。


一言で言うと、腰~腹サイズのビーチブレイクではマジックボードだと思う       
パドル・テイクオフの感覚はどちらかというとオルタナティブ系などに近い感じかな、プレーニングエリアが広く水面に対してぺったりする感じ。もちろん普通のスラスターなんかよりテイクオフが早い。多分オーバーフロートであることを差し引いてもテイクオフは早いと思う。
で、まぁこの手の板にありがちな基本性能同様にノーパワーのスモールサイズをすいすいと走れるわけだが、やや厚めなショルダーでのカービングやボトムを使ってのオフザリップも容易く、それは横横といったものではなく縦への板の運びにも十分に応じたもの。Channel Islands Surfboardsのwebに書いてある、バンプラウンドピンテール云々という行そのまんまかな。
ちょっと長い間乗り込んだ(借りっぱなし)が、セッティングは添付のK-Finでのクアッド仕様。正直腰~腹程度の厚めではこれ以上無いという位の調子の良さで、場所を選べばもっとサイズの有る日にわざわざこの板を愉しむために腰~腹の場所へ行ったこともある。
逆に腰~腹でもそこそこ押しが有りフェイスがしっかりしているコンディションなら、普通のスラスターでも良いかなと思える部分があったし、胸以上のサイズだとルースするというか動きすぎて(技量があれば押えられるだろうが)スラスターの方がベターでした。
もちろんレトロなTwin Fishを使い分ける身としては、膝~腰の厚めで更に押しが無いコンディションではTwin Fishの方に分がある事は否めませんし、オンショアのトリッキーなコンディションではバンプが邪魔で良くないので、例えば、小波+オンショアといったトリッキーなコンディションならNewFlyerの方が向くと思いますが、ノーパワーの腰~腹・胸ではこれ以上のボードは無いと言って過言ではないと思います。

Quad Fish by Borst Designs SemiPro by Channel Islands Surfboards