Nov,28 2015 坐骨神経痛~その後

数年違和感を感じつつも"痛い"ということがなかったのでほぼ放置2011年に患った坐骨神経痛だが、2015年に入ってから徐々に悪化。
症状は右腰部裏から外側・右臀部・右足の大腿部裏の違和感/軽い痛み、酷い時は下腿部外側の軽い痛みから足先のごく軽い痺れ。
これらの症状は仰向けになると現出する事が多かったので、日常生活はもちろん、波乗りにも影響がなかった。故に少々煩わしい症状が出てもごまかしながら過ごしていた。

7月の半ば、梅雨明け前の鹿島灘はプアコンディションながらも腰~腹/南のサイドオフ/サーファーは数人・・・小さいながらも楽しめていたところ、ワイプアウト時の立ち泳ぎの際鼠径部に痛みが出るようになった。
それは腹這い、パドリングの際にも感じるようになったのだが、それほど時間を置かずに耐えられないレベルにまで悪化、ほどなくして海から上がる羽目に。
いわゆる"筋肉痛"と違い、麻痺した感覚を伴う神経痛に似た痛み。
少々休憩して痛みが和らいだ後再度入水したが、やはりそれほど時間を置かずに耐えられないレベルになったので、まだ日が高いうちに帰宅。
通院していた接骨院では、坐骨神経痛の流れで腸腰筋も圧迫されたのではとのこと。座位では軽快することなどから暫く安静にして様子をみる事にした。
1週間ほど波乗りはもちろん、腰に負担のかかる事をしないで安静にしていたところ、鼠径部の痛みが引いたので海へ戻ったが、8月にも再発。
ただこのときは7月当時より軽かったこと、波待ち最中に腰のストレッチをすることで痛みが和らぐことを覚えたこともありサーフィンは続行した。

鼠径部の痛みが激しいものになんとなく大腿部裏の違和感があり、それが麻痺した感じであってもそれが痛いというレベルにまで達しないので接骨院での処置を受けて済ましていたが、10月初旬に腰~腹サイズの軽いリッピングで「ピリッ」と痛みを感じて以降症状が悪化。
鼠径部の痛みがそれまでにないほど酷くなり、特に仰向け・うつ伏せの何れでも夜は眠れないほどになった。座位でいくらか軽くなるとはいっても、日常生活にも支障がでる状態。もちろんNoSurf入り、通っていた接骨院から「要手術となる症状以外は治す」と評判の筋修復医院を紹介してもらったのでそちらへ通い始めた。

通院当初はその手技が軽いと言ったら失礼かもしれないが、曲げたり伸ばしたりだけだったので半信半疑だった。腰椎のすべりに伴う下肢の神経圧迫による症状、体の歪みを取る・バランスを整えれば自ずと良くなるという治療概念のようだが、数回通うとみるみる快方へ向かってきたので継続して通っている。
ものの一ヶ月程度の通院で、時々腰部に軽い痛みを感じる・鼠径部に軽い痛みがでる・大腿部裏に違和感がでる、といいたレベルまで軽快したので、最初は週一回だったものが、最近では2週間に一度になった。

体のバランスが取れても歪みを防止することが肝要だそうだ歪みが取れてバランスが良くなっても日常生活や"癖"などで徐々に歪みが出てくる、それを防ぐためには偏った体の使い方には気を付ける、前後左右など筋肉のバランスを取る事も必要とのこと。
自分の場合は日常生活で腹筋を使っていないこと、仕事がPCを使うことなのでマウスを動かす右手と左手との差異からくるものが大きいそうだ。
以前は肉体労働だったことから体全体を使っていてものが、波乗り時に使われるものだけへと変わった、その差分もあるようだ。
マウス操作を左手で・・・というのは無理な話なのでその部分はなかなか難しいが、仕事中の姿勢に気を付けること、少しだけでいいので常に腹筋に力を入れる、というか意識を置くことで腹筋と背筋のバランスが良くなるそうだ。
また、肉体労働頃との差分からすると、普段から体を少しでも動かすことが予防につながることになるそうだ。

悪くならないように普段心がけている事パドリングの時、背中を反らせ過ぎない。
これは長年の癖というかやり方なので、意識しないと特にサイズがある時に素早くゲットしようと思うと反らせ過ぎてしまうが・・・。
通勤が車なので仕事だけの日々は本当に体を使わない。
そんなことから波乗りした日と雨の日以外は2キロ程度のウォーキングをするようにした。ただダラダラと歩くのではなく、やや速足で意識的に腿を上げる様にしている。
仕事中の座位も浅く座って背もたれに寄り掛かることはしない。
足を組むのは良くないが、組むなら左右入替えて偏らない様にする。
他、横座りが自分の場合特に良くないので避ける。

通院の他、こうしたことで海へ通えるよう症状のでない体を維持しています。
特に今年は今一つ"踏めない"感を感じながらの波乗りだったので、来年以降はしっかり踏み込んだ波乗りをしたいと思います。

坐骨神経痛 変形性膝関節症 vs サーフィン