Jul,04 2011 U-17Japan lost by Brazil
そのサッカーから期待半分、対戦相手から諦めに似た気持ち半分だったブラジル戦。
結果は王国の強さを見せ付けられての敗戦だった。ミスが多く悪いピッチに手を焼く日本に対して、全てで上回ったブラジル、このカテゴリでこの強さは半端じゃないね。汚い部分含めて、既に完成されたサッカーといった感じで、日本に救いを求めるなら伸び代が日本の方が大きいのでは?って部分だけかも。
思い出せばアルゼンチン戦は結果は素晴らしかったが、相手キーパーの拙さと決定力の無さに救われてのもので、内容的には5分かちょっと負けてた感じだった。南米のチームのスキルや技術は凄いと改めて思い知らされる。
で、代表見てて一番危惧する部分、プレスの弱い相手にはかなりやれてるのだけど、プレスのきつい相手には手を焼き全体が下がり気味になるのでバイタルエリアに人数をかけられなくなる。そして出しどころが無く下がったところで回してボールを失う。
日本代表ではどのカテゴリにも共通する課題でしょ、今回彼らは良くやったけど、ガチで向かってくる王国は日本の弱点もしっかり研究してたわけで、王国を本当の本気にさせてたってのはある意味価値があるが、この弱点を衝かれた結果スコア以上に内容で負けたので面白くなかった。
それでも終盤の追い込みは良かったし、前からあれだけプレスをかけてくるブラジルが終盤ばてるのは必然で、南アの時のように勝ち負けに徹すれば勝ちを拾えた可能性は小さくは無かったでしょう。
先のために勝ち負けは二の次で正面突破を図ったチームには大いに賛辞を送りたいし、先々上のカテゴリで今日のこの経験が物を言う日が来ると信じて『お疲れ様』。