Aug,12 2023 タラレバ言わなきゃ思考が停まるだろが

昨日前半は仕事中だが2ディスプレィという環境からほぼ見ることが出来たのだが、後半は離席することが多く80分以降しか見れなかったのだ。
昨日はハイライトしかなかったのであれだが、後半をフルで見てどうだったか。というか、2019は高倉さんの下GL2位通過R16敗退が見えてたから選手に責任はないが仕方ないと、今回は勝てたゲームを落としたから悔しくてまた書いてる。唯だってそう思ってるから2019のオランダ戦後と違い涙した。

結果論だのタラレバ言っても始まらないと沢山見たけどさ、関係者はもちろんだが寧ろ外の人間がタラレバ(主にゲーム内でのこと、例えば遠藤が先発だっタラ、藤野のFKが偶然にもGKに当たって跳ね返って入ってレバといった類、もちろん外のライト層は勝ってレバでも良いと思う)言わなきゃ消えるんだよ。タラレバ=シミュレーション(シュミレーションじゃねーぞ!)から改善点も見つかるし、外の人間はそれで話が尽きなきゃそれはそれでサッカー界にプラスに働く。

思考停止を是とする連中は勝ってるときしか見ない様な嗜好だろ、んな奴は見るな、発信するなと言いたいね。

前半について追記すれば、12~3分まではスウエーデンは来てた、その後は書いたとおりでなでしこの4(杉田抜きで3か)にシャドーが近すぎ、へたすりゃ田中も近すぎで当然狭いところでのパス交換、それもアタッキングサードに少し遠いところでだ。近いからパススピードは遅くなるし、役割不明瞭で抜け出しも難しくフィジカルで体を前に入れられカットされる、で長谷川を封じたというよりも周りを潰して長谷川が周りを使えなくなる状況にされた。左は後傾でスウエーデンの攻め口、右はカオスにしつつフィジカルを活かせる形にされ封じられた。スウェーデンは前半を3つに分けて頭と終いに力を掛けて1点を獲った、頭と終いにとはセオリックというか理に適ってるわな。失点シーンは何度か跳ね返して最後パスが通ってだが、ポスト脇に田中がいなければオフサイドだと思う。田中があの位置にいるのは枠内のコースを切るためだろうか、カウンター狙うなら1枚は前に残すから前半は引いて守る戦術か。つまらんな、チームとは生き物だから勢い停めて何やってんだか(くどいな)。

で、後半。
長野のハンドは肘から先が上向いてる、大きく広げてはいないがハンド、故意とか関係ないの、故意か事故かを客観的に判断するのは難しいだろが、手が上がらないケアをしているシーンはどのチームでも見られた当たり前のケアで、単純にルールに照らして裁かないと試合を捌けないだろが、あれはハンド。まだ前回のオランダ戦での熊のハンドの方が肩から手先が下を向いているから厳しいと言える、それでもそれなり広がってるからハンド。その上で今回手を後ろで組むとかケアしなかったのは、なでしことして失敗経験が活かされていない。
良いんだよ、どのみち高さじゃ敵わないのだから手後ろで組んで体ぶち当てに行って体勢崩させれば、簡単じゃないけどああいったシーンでは寄せてぶつけてまともに打たせないようにするしかない。
このPK献上後長野は更に動き悪くなった、ペナ内でヘッドに行く相手に対する処し方は長野が悪いが、高倉さんの5年が経験というものを長野に与えなかったことはもっと悪い。

日本はPKは蹴るのも防ぐのも下手、やっとさん曰く微妙な筋の動きなどでどっちに行くか読むというが、蹴るのも防ぐのもヤマ感じゃなくてちゃんと相手見ながら少しでも遅く相手より動くようにしないとね、防ぐ方は遅くといわれてもとなるが、それは駆け引きで機微を作れ。
男子も女子も、PK専門コーチはやっとさんだな。

さて、2点目を失いもう後が無い日本は植木を入れてきた。がしかしこの大会通じてほぼ枠に飛ばせていない植木で良いのか、俺は個人的に彼女推しだが、この大会にははまっていない。リードしたゲームでハイプレスを掛け続ける役割か、昨日のゲーム、前半引くなら追いまわせる植木を先発で使う。
果たして、帳尻あわせのPK奪取、といってもその前のペナ前でのファールを取らなかったことを併せての帳尻?と思うが、悲壮感を漂わせながら唇を噛む=緊張してる姿には不安しか覚えないな。生でなくて結果を知っていてVで見てですらそう感じた。跳ね返りへのヘッドも枠を超えたが、メンタルがギシギシの時は体が縮こまっていながら力むからすくっちゃう。だいたいヘッドは叩きつけるようにって基本だろ、確かに浮いてきたボールだが、ならジャンプして叩きつけろ、それでGKにはじかれてもあの混戦だもの転がりようによっちゃ誰か蹴り込むしOGにもなりかねん。
まぁあそこで植木しか入れられない選考がね。ウイングバックは2人ずつとか考えるとFWがね、浜野は後述するが怪我で使えなかったなら他を呼んだわな。植木は途中出場で途中交代もんの出来だしPKを自分で蹴るあたりゲームに入れてなかったな。

その後パンクした長野と遠藤不在で走りまわされただけの宮澤を下げ、林と清家を入れて体力を強める。そこで混戦から林が冷静に、このあたりはプレミアで中位とはいえスタメンだけのことはあるなと、ネットを揺らす。
スウエーデンは選手交代するも押し込まれっぱなしでたまに攻め込んでも精度がまったくなく、一押しで崩壊するかと見えたのだが一押し=シュート本数が足らない。
遠藤はパスで潰し、清家はダイレクトで打たず持ち直しをしているところにこられ慌てて枠を大きく外した。長谷川もこの大会シュートだけはふかす、シュート速度も遅い。cityでアンカーやってるからか、シュートがダメ。久保の小さい振りで強いボールを蹴る練習をしましょう。それ以外は、どの国の代表に入ってもスタメン当確といえる読みとボール捌き体捌きでした。

もうスウェーデンはゴール前固めるだけ、高さがどうのじゃなくてミドル打つのはもちろん、放り込んでそこに人数掛けられるんだから走り込めば何か起きた可能性はある。パワープレイとは高さだけのものじゃない、人数かけて圧することの方が語彙としては正しい。
が、最後まで繋ぐサッカーに、これは確実にフリーになってる誰かにという意識からだろうが、アバウトにでも打って転がった先はどこ?という混戦を活かすのが上策で、スウェーデンの先制点の逆を狙うべきでした。

個々に修正する点はあるが、倍うまくなれとか言うレベルじゃない、殆どはちょっとしたことか監督の駆け引き。一番難しいのは長谷川が久保のように小さい振りからふかさない鋭いシュートを打てるようになること、思えばcityでの唯一の得点もゴールへのパスのようなもので、あの混戦状態でそのようなシュートは入りません。
監督は兵家=勝負師としての機微の掴み方、替え方を覚えましょう。杉田-宮澤は連携もダメでMVP候補を潰しただけでした。何より勢いのあるチームを引かせて潰したのは、監督です。彼女たちの4年前の涙は虚無というか虚しさ半分でしょうが、今回は勝てるゲームを落とした悔しさからでしょう。
それと選考について、澤のような逸材はなかなかいません、良い守備からというなら杉田のようなユーティリティよりサイドバック専門の鮫かユーティリティでも経験豊富な宇津木を呼び、安定と熊の精神的負担を和らげる人選また、本当の11番が居ないなら永里に来てもらう方がやはり良かったのではと思います。

小さなことでも徹底してやる、そしてプレースは誰が蹴るとかもうちょっとチーム内の決め事は監督が指示して決めておいたた方が良いでしょう。

代表の基本はその時代表に値する選手を呼ぶこと、ならFWに永里はありだよね、彼女のYouTube解説とかみたけど呼べば来たんじゃないの?

なでしこ vsスウエーデン-終戦 森保のドタバタ采配