Jun,11 2022 支部予選'22

支部予選'22  SURF+(SURF PLUS)-このシリーズはどうもね、昔(若かりし頃)は支部予選は通ったり通らなかったりで何度か本戦も行ったが、改めて大会出るようになってからどうも支部予選はアカンらしい。
昨年は、仕事のストレスの捌け口として使って波に合わせず自分のしたいサーフィンに固執し結果乗れず1コケして後で反省した。
その反省踏まえてこの一年、もっと点の出るサーフィンと、直近では志田で1ラウンドはやって慣れとくってこともやった。
点の出るサーフィンって部分では、小波板特にSampler使い過ぎで小さくなったトップでのアクションを元に戻すことと、上半身を使っていないサーフィンだったから上半身の使い方とそのこからの下半身の連動をイメージから作った。
作る過程で年始にグロインペイン症候群になり、サーフィンできない日もあって悩んだが春先から回復傾向になりGW以降は概ね普段どおり、ただバックサイドは痛みが酷かったから避けてた分苦手が残っていたが、大会前にしてどうにかやれる手応えまでは掴めるようになった。

波乗り自体は昨春以前と比べると上半身の動きがある分見栄えするし、ワイプアウトしにくくなった。板の返しも速くなった部分がある。
縦のアプローチなんかは元々苦手にしない(バックサイドは怪我の影響から少し苦手を感じるが)から、そういうセクションだけ乗れれば点はそこそこ出せる。
まぁそこはそういう波が入らない事も考えて、以前とりま纏めるってことも時にはやってきたが、志田で1ラウンドはやるっていってもんなガツガツ大会よろしくできないわけで、もちろんここが道場って言われる所以はあれど=ガツガツじゃない。でもやれる範囲(仕事とか色々ある)でやれることはやった。

大会3日前、北東吹いて御宿でやった次の日、一日PC向かって仕事してたら左の鼠径部が固まり、腿を上げると激痛を感じるようになった。
それほど寒さは感じてなかったが寒暖差で冷やしたことが原因のようで、温める事と少しずつ伸ばすことに努めた。いつもの接骨はこの日に限って休み、翌日どうにか緩めてもらって金曜日前日練習を予定していたが志田はクローズ、無理してやって良化している鼠径部を痛めても嫌だから一日休む事にした。
果たして当日、脚の状態はまぁ85%くらいだ。元々のグロインペインが完治してないから。でも普通に波乗りはできそう。

R1
ロータイドで腿~腰たまに腹あるか。腹はダンパーで誰も狙わない。極稀ポイントの左端で切れるが、それを待つのはリスキーだから誰も待たない。ただ、左へのカレントが強めにあって、持ってかれた人がたまたま乗るってのはあるが速くて1アクションまで、もちろんサイズだけ大きくライン取れればそれだけ点は伸びるだろうけど、15分じゃ待てない。
割れるポジションで点を出すには腿~腰の押さない速めをテイクオフからフィニッシュ、よしんば間に1ターン入ってからクリティカルなところでフィニッシュ入れれば御の字。
とりま悪い癖で沖に出ないようにして、小さめチョイ横から軽いフィニッシュ。開始早々に乗ってコンディションがコンディションだからこれでもスコアに入ることもある。次に軽い1ターンからさっきよりもう少し大きくフィニッシュ、といっても合わせた感の強いもので、大きな点にはならないがこれもスコアにはなる。
で中盤以降はもう少しパリッとしたアクションをと少しミドルセクションで小さめセットを待つと、終盤入ったころに繋がりそうだがって小さめセットが入りどうにか速いとこ捌いて、でもブレイクに間に合わないから落ちるリップに合わせるって感じでリエントリー。上半身のリードで前を向いてたからどうにか落ちずに着水、これがちょっと点が出てトップ通過、全体でもR1のヒートスコアとしては3番目だからちょっと自信にもなった。
今までの支部予選で一番苦手にしてたコンディションでライディング自体に納得はしていないが、全体でも上位のヒートスコアで1抜けなら行けるっしょと、潮が上げて切れ目が増えれば縦のリップをどうのとファイナルまで残る道筋は見えた。

だからね、道筋見えたけど遡って自分がどうだったかって考えると慢心ってことになりかねないんだよ。

R2
R1よりは切れる波が入る。だが本数は多くない。ヒート毎にコンディションが変わるっても過言ではない志田、前のヒートではそこそこ波は入っていたが良い波は少なめ。戦術としてはR1同様少し手前で2本纏めてからミドル~のサイズを狙う。
志田ではけっこうやってきた、このサイズでも押すからPUの普通の板、速いけど押すから抜けられるのがここ。そんな思い込みと裏腹、よれてインで掘れて繋がるがその手前をサイドテイクオフから軽くアップスしてボトム使ってフィニッシュと思ってテイクオフした波はよれが重なったところでうねりへ戻った。思い込み、存外押さないし肩が出ない。
シードで入っている人は少し左で腿~腰のショートライドを重ねている、1アクションは確実に決めてるから右よりにいる3人で1枠争う形かと、流れがあってテイクオフからすぐプルアウトでもピークに戻るのは少しかかる中、別の選手が小さめセットを捕まえ1ターンから綺麗にフィニッシュを決めた。
正直この時「やばい」と思ったよ、思い込みから間違った波乗ってそこから戻る間に良い波乗られた。元々自分が居たポジションからだから乗った波に手を出さなければ取れていた可能性が高い波で、自分で波回り悪くした。
ちょっとした焦燥の中手前よりミドル寄りからと、ただ思い描いた戦術通り速めをアップスからボトム使ってフィニッシュ2本なら届くからと、セットは置いといてミドルサイズに手を出すも厚くて板が出ない。
腿ちょいのトロ波はいつもの志田のそれとは違ってどこにでもあるトロ波で、ゆっくりだがトロく割れてくるそれは板が出ないからボトム使えないままパンピング、エンドセクションでフェイスが潰れたまま閉まる。そこへ無理くりフィニッシュを、それも縦目に仕掛けるが板の返りが遅くワイプアウト。R1のコンディションならフィニッシュのセクションは掘れたダンピーだが、ベシャっと繋がり崩れるエンドセクション。EPSなら多分トロ波ももう少し走らせてターンも入るだろうし、エンドセクションもその分ボトム使えて反発で返ってるから波の裏から見ても板は出るはずで、とりまの点にはなったと思う。PUとEPSと迷ったが掘れてダンピーなR1には良かったPUがここでは重く引きずる代物になった。

中盤少しフェイスが立ちそうな波にパドルをしたが、ちょうど「そこ」ってところにゲットしてくる選手がいた、テイクオフしてダウンザラインからトップターンって流れのピッタリの部分、その波を諦めたのも良くなかったかも。ただ無理やり乗っても避けるラインで思うライディングは無理な筈で、パドルインターフェアをその選手が取られても上二人ではないから関係ない、本当最初のテイクオフで波回り悪くした。
中盤小さめのセットにありついた、しかしこれもダラダラ板が出ない波で、今思えばファーストでカーヴして戻ってフィニッシュ狙えばってところだが、先の先までフェイスがあるブレイクに大きなトップターンからその勢いで縦のフィニッシュと考え厚速いブレイクの前に出た時点で乗り方を間違えた。厚速いが押さない波、途中で少しフェイスが立ってそこでアップスのトップターンからフィニッシュ入れるエンドセクションはベシャっとしたフェイスの立たないもので、もちろんボトム使ってスープになりかけたトップめがけて当てに行ったが板は返っても沈む感じでインコンプリート。
正直この波で板が出ない・出せないってのは最近けっこうやってきた志田の波じゃない、そんな想いにも囚われちょっと手も足も出ない感じになった。ただひたすら1ターンとフィニッシュではなく、リエントリーからそのままフィニッシュって波が来るのを祈るだけ。
いくつかテイクオフは出来る波をスルー、乗っても続かないのは見えた、だから最終盤「2リエントリー入る波」と思ってはいたが入らず。大差で敗退。
言い訳をすればいくらでもできるが、全ては自分の選択ミスだ。波は運否天賦だが、悪くしたのは自分の選択だし、EPSのNewFlyerならまた違ったかもしれないというのも選択ミスだ。

ファイナルまで総じてみるとクロスしたヒートは1ヒートだけで、他は上位と下位で点差が付いていた。
セットでもクリティカルなセクションが出来る波と、ダラついてカーヴくらいしかアクションの入らない波とがあり、そこの見極めと取れるか取れないかが大きかった。

去年の反省から一年やれることはやった。その結果だから受け入れてる。ラインの大きさ問題からPUのFredRubbleに拘った、志田なら押すから行けると思いこんだところは柔軟性に欠ける、感情に流されるってところで反省点ではあるが、仕事とか色々あってその中でこの日のためにってやれる範囲でやって疲れた。

直前の左鼠径部の痛みもイレギュラーだが、寧ろ仕事と併せた疲れを抜く機会とポジティブに捉えた。
R1の後本選への道筋も見えた、閉ざしたのは自分だが考えようではまだいけるが、大会はもういいなと思う。

多分コロナが収まってコロナ以前の様に大会が行われるようになれば、お付き合い/飲み会として顔を出しエントリーもするだろうけどもう上がることには拘らない。

破壊 支部予選2023