May,21 2023 支部予選2023
書いても虚しいだけだし、無駄だけど書いてきたから書くか・・・という無駄な支部予選の戦記。
一昨年の支部予選は「自分のサーフィン」なんじゃそりゃだがフルボトムから縦リップのサーフィンをして勝つ。と拘ってもちろん波という自然相手でありそれが可能な波が入らないことだってあるのだが、仕事で積もったストレスのはけ口として無駄に使った。
だからその翌日から次の(昨年のだな)支部予選はやれる範囲で勝つための努力をと一年頑張った。
上半身の使い方やフォーム、連動などを改善するセルフトレーニングをしたりした。その中でオーバーワークで鼠径部を痛めて冬場少しできない時期もあったが、アクションのインコンプリートが減りまた、スナップ系の速く回すカーヴィングなどもトライして未だにフォームが固まっていないが縦に拘るサーフィンにバリエーションも増やした。
ただコロナ禍で大会が他になく、昔はコンペ志向だった頃もあった(支部予選で6人ヒートで12分とか・・・今思えばよくファイナルまで行って通ったよな)が大会嫌いとなり一切大会でない時期、出てもショップの大会にお付き合いという時期が延々続いたこと、平日サーファーとなって長く取り合いとは基本無縁だし、特に千葉南エリアでは取り合うなんて真似をしないからローカルの方に声かけてもらえて乗せてもらえるといった状態もあり、コンペスキルは放置。先輩に言われて再び支部予選だのショップの大会にお付き合いででるのはもちろんだが、それ以外の大会も出る中で優勝・入賞経験もある中で、負けパターンを考えるともセット待ち過ぎ・乗らなすぎまたそこからのインターフェアと大体乗らないところからくるものなので、とりま纏めて自分のヒートを作ってとなった。
場慣れの為春先から志田でもけっこう入りもしたが結果は2コケで、腰前後の乗り代短い波が多い中2本まとめてからスコアの伸びる波を取るという戦術はラウンド1こそ上手くいったが、ラウンド2では変な波に手を出し裏の不意に入った良い波を乗って行かれるという悪いリズムから抜けられずだった。志田は波が良いけど全部良いわけじゃない、それは例え地形が決まっていてもで、コンディションはコロコロ変わるしそこを全部飲んで向かわないと上がれない。
そして今年、別に去年でけじめ付けないといけないわけでもないが、一つの結果として「負けたら飲む」と大会をコンペ以外も楽しむ場とする元の自分に戻した。出るからには勝つつもりで、それなりにモチベーションは上げていくし準備(前日しかやってないが)も相応した。
前日の波情報で15~20点の時間帯(空いてるし、当日はオンショアで悪いのが予測できたから悪い時間でOKだった)ながら大いに(1アクション割り切りだが)愉しんで良いイメージはできた。
果して当日の波はというと、予想では前日時点で伊豆以西ではサイズアップしていたことから南うねりでクローズせず、ジャンクではないが風波の胸前後のダンピーな波がそこかしこで割れるまとまりのないコンディションだった、しかし存外サイズがなく腰~腹たまに胸のシャバイ波。
ラウンド1
2級以上保持者がシードされるから級なし~3級保持者が争うラウンド。32人だからシード無くせばきれいに決勝まで4回なのにここからだと5回になるが、毎度ここは練習替わりと思ってる。
昨日はダンパーに切れ目見つけて良いイメージを持てたが、全く異なるコンディションに入りっぱな乗れずというかうねりと風で立つフェイスと解り辛く5分ノーライド。全体的にまだ潮が多めのせいか厚めが多いから余計解り辛い。
中盤に差し掛かるまで他の選手はそれぞれ何本かずつ乗っていたが、コールされる点は全て1点前後。
やや沖目にポジションしていたが、乗りに行かないと拙いと考え他の選手と同じくらいのラインにポジションし、フェイスの残りそうな波をテイクオフ。風でトップだけ割れてくるトロ速めだが、速めの分カーヴするセクションがあり1カーヴから繋いでよしんばフィニッシュと考えしごいて繋いだが終いは消えた。これが2.7点、むりくり曲げたカーヴにしては点くれた。尤もしごいてる途中コブで転びそうにならなければチェックターンの一つも入ったかも知れんが、これで楽にはなった。
自分の前のヒートまで通過ラインが4~5点だから2点後半、悪くても1点半ばで通りそうかなと。だから軽い1ターンでも入る波を乗ろうと待ったが入らず、最後の5分にかかった頃にまだ1本しか乗ってないのでとりま1本立っておけと、テイクオフからシャバシャバのフェイスを横に流してイン寄りまでを2本、これで1点ちょっと、こんなんでもバックアップ乗っておけば悪くても2位通過はするだろうとの読み(こんなとこだけ狡猾)からだが、結局他に誰も2点台出せず1抜けできた。ラウンドアップスコアとしては全体でも低め、このペースだとヤバイとは思ったが、対策は「解んねーんだから乗りまくる」しか思い浮かばなかったな。
実際サイズは昨日より少しあるが、オンショアで潰されてしかもセットはイン寄りで割れるダンパー、よれ目も潰されて解らないから形になりそうな小さめを乗って消えずフェイスが立つかどうかで点を稼ぐ感じ。昨日の小波ダンパーとは全く違うわ。
ラウンド2
更に強まったオンショアと潮が引いてきたことからシャバシャバダンパー中心、セットと思しき波は厚めだが即底掘れするから狙えない。
「乗りまくる」対策は考えたものの何だかよくわからないまま5分が過ぎ、その間2点台のライドを何本か出されてる。で少しイン寄りに構えようやっく乗った切れた波はすぐ消えるテイクオフからパンピングで終了0.54点。
皆2点台、ラウンド1の1本目を2本でと、クリティカルなセクションに当て込むではなくてもどうにかなる。
そこにややフェイスの立ちそうだが先の方で隣も割れ始めてる繋がると読める波が来たのでテイクオフ、テイクオフまではボトム使えそうだからそこから角度付けてフィニッシュで3点くらいはと考えてたが、思いの他繋がるのが早く無理くり当て込んで板は返ったがその後板が前に出ずで1.5点。
残り5分時点で2位へのニードは2.2点とコール、トロい波でもちょっとしたカーヴとかで出る点、とは思ったが波は入らず終了間際セットが入ったから無理やりサイドテイクオフから突っ込んだがドンっと横のまま持っていかれ刺さって終了。
腹~胸もあったが結局狙えないならEPSでオンショアによるコブ使ってターンするとかってやり方もあった。
しかしぞれ以前にどこで待ったら良いか解らなかった。もちろんヒート前にあの辺が乗れる波入るかなと話したりしていたしその辺りに居たが、全くヒートにならなかった。
ラス5分でニード2.2の波に乗れずと、完敗だったが負けるときはそんなもんだ。
去年は海のコンディション変化に合わせられずヒートを作れずリズムが悪いまま負けたが、今年は言うたらラウンド1含めヒートに入れなかった。
大会嫌いの最大の理由はクソ波でもやらなきゃいけないが得てしてクソ波が多いってことだが、完璧に嵌ったコンディション。更に言えば、15分という時間制限で待てないってのも普段のサーフィンと真逆で面倒。
強風と雨で負けたら飲むって親睦(?)も果たせず、散々でした。
やっぱ一回そでも長い期間大会から離れて、去年はともかく半端なモチベーションでやると難しいね。時間制限がプレッシャーだし、特に支部予選はキリキリした雰囲気にのまれ易いし、普段人の少ない環境を選んで愉しんでいて波を待つってところが普通だと、ここってところで一押し利かず乗れない。
まぁ愉しくなくないヒートってのも大会出てればあるわけで、コロナのお陰で減ってた大会も少しずつ復活してくるだろうから、有給使ってあればまた出てみたい。