Apr,07 2019 FredRubble#4 by Channel Islands Surfboards
予定通り、春先に上がってきた4本目のFredRubble。1本目からの微妙な変化などを鑑みて、また少しディメンションを弄ってのもの。
コンセプトやはり普段使い、押しのある腰から頭オーバー・頭半でのボード。
昨年のボードが思いのほか浮力があったので、まぁ、浮力的に扱いやすい部分もあったが、乗せられてる感が多かったので気持ち(1mm程度だな)薄くした。
テールはここ数年NewFlyer'17を除けばラウンドピンばかりだったが、回転性は落ちてももう少し抜けの良くなるスカッシュに。テールの浮力を考えてもスカッシュの方が増えるので、全体のボリュームが落ちる分そこらで補えれば良いかなという感じ。
Dimentionメーカー:Channel Islands(チャンネルアイランド)
モデル:FredRubble
大きさ他:5'7 18 3/8 2 1/8 22.9リットル
昨年のが厚さ2 3/16で24.8リットルと思いのほか容積が大きかったのだが、乗った感じもちょっと浮力に乗せられてるところがあったので一昨年までのものと同じ厚さ(長さが1インチ長いが)とした。
この辺り微妙で、最初の板が5'8 18 3/8 2 1/8、次の板は同じディメンションだがノーズから60cm辺りが少し張った感じで実際容積も増してた。
乗った感じもノーズよりに太さを感じその辺のスムーズさを欠く感じだったので、3本目は1インチ短く、ただ、浮力に心配が出たので厚さを2 3/16と少し厚みを出した。ところがシミュレーターと大きく異なり容積が2リットル近く大きくなり乗り味も浮力を活かせる波なら良いがそうで無い波ではちょっと無駄に厚かった。
そこでちょっと容積足らずになっても仕方なしと、昨年のものより厚さをなくす事とした。テールは前述の通り、スカッシュにして切れとテールの浮力を求めた。
で、実際上がってきたものは今までに無いくらいペラペラの板で、レールの落とし方も以前よりテーパーな感じで善し悪しかなと。小さい時はNewFlyer'17やSamplerが有るので割り切れば昨年のFreRubble'18より良い板なのでは。
Impression昨年のものと比べおよそ2リットルほど容積が少ないが、一昨年の同じ厚さのものと比べてもレールがテーパーっぽいせいか持った感じ薄い。で、フェイスの柔らかいセクションではレールが反発せず食いやすい。昨年の2 3/16の厚さのものより乗らされてる感なく、寧ろ足の裏に水の流れが伝わって来る感じ。
テール形状の違いは一般に言われるラウンドピンとスカッシュの違いかな、スカッシュにした分ターンの入りがスルッと行かず(この辺りはラウンドピンに慣れ過ぎだと思うが)、逆にトップでのアクションなどはラウンドピンほど回し込まず切れる感じ。もちろんテール全体に幅がラウンドピンより広いからターンの入り・タイミングが微妙に違うがこれは慣れの問題でしょう。
乗り始めは調子イマイチだったが・・・おまけに波のサイズがあってもセットで肩サイズって日が多くてSamplerやNewFlyer'17に流れてたのだが、大会負けたのを機に自分のサーフィンをちょっと考え直し腰~腹サイズからはこの板を使うようにしたところ、レールの反発が少ない事にもターンの入りのタイミングの違いにも慣れた。
ターンの入りはNewFlyer'17やSamplerの簡単に曲がるボードに慣れすぎだっただけで、本来の自分(元々スカッシュ以外乗らなかった)の乗り方に戻っただけ。ちなみに同じスカッシュでもFlyer系と比べると、キックはあるがテールがやや広いのでFlyer系の方が軽い印象。
前述"小波用ボード"の短かさとテールの軽さによるふらつきを抑えて乗るのとは逆に、踏んで走らせて押して曲げて乗る事でふらつきを利して乗るのとは大分違って来た。薄さ故の反応の良さ・踏んだ事の伝わりが良い事もあるだろうが、適当に肩がある腰サイズからならこねないで大きく乗ってアクションが入る良い板って事になった。
ただ、腰サイズ無い波では長い棒に乗っているような感じがして、そんな時・波は向いていないってことだが、ステージド=段階的なロッカーの影響かなと感じる。まぁここが弓なりで波の力を受ける面が短いと走り出しイマイチになると想像できるから、そこだけは痛し痒しで仕方ない。
上がって来た時に小波は難しそう、サイズのある時にとか言われたし、何より曲げないと曲がらないが、曲げないと曲がらないけど薄くてレスポンスの良いこの4本目のFredRubbleが一番調子の良いFredRubbleのようだ。
ただ、サイズのある時は・・・チャンネルの板としては普通の広さのテールだが、けっこう波の力拾ってくれる。頭サイズくらいになると少し波の力逃がしてくれた方が乗りやすい。同じ日にラウンドピンの#3と乗り変えてみたが、押しのある和田の頭サイズは#3の方が思ったところに運びやすく、際どいところでのリエントリーでも回しの速さと適度に波の力を逃がしてくれるからか調子が良かった。
若干の厚さとテール形状の違いで全然違う板になるわけで、オーダー時の難しさ、片貝の腰から勝浦や和田の頭オーバーまでって板はなかなか出来そうに無いかも知れない。