May,20 2022 NewFlyer#3

一時、ちょうどSamplerを手にした頃は腰~胸くらいでもこれら5'4サイズを使っていたが結局動き易い故サーフィンが波任せになってしまったので、小波用は押さない腰以下、腿~腰でもフェイスが立てば普通のスラスターでという風にしてサーフィンを戻したが、レトロ・トランジットを使うときもあるがどうしてもスラスター(クアッド仕様が多いが)ってときもあるので更に特化した板をオーダー、上がってきたのでそのインプを。

NewFlyer#3NewFlyer#3  FunToSurf SURF+(SURF PLUS)何故NewFlyerか。
NewFlyerはその昔お店の大会時に当事のCIジャパンのはからいで試乗会を開催した時が初乗りで、ストックディメンションの5'5が調子良くてその大会のファイナルでその試乗ボードを使うといった具合だった。
そこから1インチ短く、逆に幅を広げて膝~腰用に特化したもので#1と#2と2本乗り継いだ。
確かにテイクオフは速いし、短い分小波での取りまわしも良い。後にオーダーした同じサイズのSamplerにテイクオフの速さは負けるが、シングルコンケーブで面が悪いとちょっとというSamplerより面が悪くても対応きくNewFlyerのが使いやすく小波はこっち専門になった。10年以上前のモデル、周囲にはそれを善しとせず助言かと思しき言葉を発する方もいるが、その十派一からげ的な方針や同調圧力または新しい=良いという短絡的思考/浅某遠愉はシカトで自分がどうかで選ぶ。ましておやずっと乗っていてどこをどうしたいが明確にオーダー時に言えるし速いし曲がる、何も問題はない。

で、今回膝~腿・押さない・ダラダラって時に欲しいもの、それは兎に角スピードってんでEPSを所望した。
10年以上前にライダーのEPSを借りてそのしならなさから全く苦手だったEPSも、昨年CIの試乗会で試乗したRoketWideSquashがEPSで、そもそも30リットルオーバーの完全なオーバーフローとな代物だからEPSもPUもないとはいえ調子よく乗れたのでEPSアレルギーが和らいだのもEPSで作った一要因。
CIのSpainTechはPUまではいかないが、適度なしなりをもたらしてくれるって謳いがありまた、使った周囲の人も「しなる」と言っているのも影響したかな。

NewFlyer#3  FunToSurf SURF+(SURF PLUS)
Dimension5'5 18 3/8 2 1/4 23.4リットル 2280g(デッキパッチ貼り・WAX塗布後、2年間で時々使用)
以前CIのO島さんにNewFlyerをEPSにするなら寸法は?と尋ねた事があるが、答えは「同じ寸法」ってことだった。
今回同じサイズのつもりでいたが、5'4だと不意に掘れる腹サイズで刺さることがあるのと、最近取り組んでいる体の使い方による自力を板に伝えるって部分と、ドライヴのしやすさをにらんで1インチ長くした。
逆に幅を18 1/2から少し狭めアウトラインを気持ち直線的にすることで、自力が要ること、ドライヴ性、安定性を求めた。
まぁ上がってきた板は実際ボトムを押してもPUほどしならない。だからそこだけ乗れるかどうか、乗り込めば問題はないだろうけど、スッと入れるかどうかは心配。

1stインプ理想のおろしはガラ空きの和田の膝~腰で形は良いがってコンディション。
でもそんな都合よくなく志田の小波かと思っていたが、存外サイズがある日が続いたので強い南東でサイズは有るが良くない、でも風をかわして小波だが・・・って太東でそんな日におろした。もちろん混雑で閉口するなら他所で他の板でやるけど、天候からか人は多くなく、堤防際はロングに占められていたがおこぼれや少しずれて入るトロい腿~腰・腹でやった。
とりまテイクオフが早いかどうかってんで、腿のトロトロを必死で追ってみたところ、PUのNewFlyerやSamplerよかテイクオフまで持っていける。その先壁に全くならないトロトロの波をパンピングしてショアの繋がるところで軽く1アクション。からやや当て込んでから少し壁になればリエントリーと、NewFlyer#2と同じ様な動きをサイズはこっちのが気持ちあるかもだが押さないブレイクでやれたのは収穫。
ただ言われる硬さはあって、SpineTeckはけっこうしなるってほどしなりは感じない。ただ反発が強いから、最悪ターンしなくてもパワーのないリップにもならないところにヒットすれば板は返るね。
この日は入水から潮が引いてくるまた、低気圧が抜けるからか少しサイズアップして胸くらいに。もちろん腿~腰でいいのだが、潮加減から腹~胸以外は形にならないし続かないから逆にどのくらいまでなら兼用できるかってテストにもなった。
胸くらいのややトロ目でもちょっと立ってれば反発からリエントリーいけるし、返りが早いから次に繋げやすいかな、この時はダンピーで殆ど2アクションて波はなく(堤防際だけは長く乗れるけどロングでイッパい)しょぼいけど遊ぶかって感じの日想定なら充分。
狙いの志田の膝~腰は押すからきっと良い筈。

2ndインプ 1stインプでの感触は上々、やっぱ硬いししならないってのはあるけどね。
ただ可能なら近づく大会に使いたいからもう少し乗り込みたいと考えていたところでおあつらえ、腿~腰・腹の志田(正面ではない)で使う機会に恵まれた。
今の(2022年5月末時点)志田正面は志田なりの押しはあるが地形がイマイチ、こちらのピークはそこまで押さないし少し厚めでトップがポコっと割れる感じながら形は割と良い。厚く消えがちな腿を除けばFredRubble#6でやるところだが、腹サイズは待ち長いから腿~腰メインで乗り込む。
踏めば出る、前に出てカットバックとか試したが、短いセクションでボトムトゥトップ、返すのに押さないトップで上半身からのリードで返してそのままイン寄りフェイスの立つ(繋がる)セクションでもう1リエントリーってのもいける。もちろんトロいセクションではなく相応フェイスがあるのが条件だが、そんな器用な真似もOK。
セットのLでは速いとこ抜けてボトムトゥトップ、このトップへ上がる部分で踏むと伸びるんだわ、フィニッシュのトップがスープになってるセクションに当て込むのを合わせて都合3発。PUのFredRubbleでも2発は行けたはずだが、伸びと返しの速さは譲るだろう。
志田正面も小さかったので試したが、トップだけわさわさ速く割れるセクション捌いてパリッとしたフィニッシュ、このわさわさのところをどうにか前に出られるのがEPSの良さなんかなと。
午後は朝のピークで繋がりやすいRで1発を繰り返し、結局一日乗り込んだ。
前回あまり気にならなかったが、押しの弱いブレイクで踏んで行くとテールが不安定な部分があり、これはFinセッティングがQuadなのが要因の様なので今度はTRIで試してみたいと思う。

それから3度目は支部予選で負けたあとに隣のピークでTRIセッティングで。
正直過去例から大会用に作った板だが、、、肝心の支部予選で使わず負けてからTRIセッティングを試したりとちょっとチグハグ。話しはずれるがこの日までに普通にこの板乗れていて、まだ引き出しはあったがこの板で支部予選戦ってタラ結果は違っただろう。
その隣のポイントでのサーフィンは厚くインで掘れる繋がり気味の波でも1たまに2アクション、確実に縦にリップしてた。ボトムを使えてたから支部予選での通過スコア7点台は2本乗れれば充分と思う。
バックサイドが怪我の影響で調子悪い中、この板で調子悪い原因だった間の取り方を思い出した。錆付いた引き出しが開いた感じ。
前回でもパーンパーンと縦のバックサイド2~3てのはあったが、たまたま良いタイミングで運べただけってのはあったが、この日はその前のトリミング含めて良い位置に運んで縦リップ、ちょっと厚めのセクションはねじ込んで蹴りこんでスワローテールが抜けて逆に返るリップと、(波のサイズや押し含めると)思い出した以上のライディングができた。
後日、FredRubble#6で腹~胸をやった時も引き出しが開いたおかげでバックサイドもかなり攻め込めたが、早くて沈まずに抜けが良いこの板に乗ってその感覚を取り戻せたし、何より押さない厚い膝~腰でもどうにか停まらずアクション入れて乗れる愉しい板である。

総評PUでの5'4から掘れる小波対応で5'5=ストックディメンションにしたが、動く。フィンをAlMerricのLにしてちょうど良い。Quadにすると動きすぎるからTRIで充分。
ストックよりも一つ厚みもあるがそれによる鈍重さなどは無い。EPSの反発などによるのだろうが、小さくて(膝~胸)軽さを活かせるコンディションならかなり優秀、マジックと言ってもいい。
普通のスラスターで胸~頭などを乗るライン取りを膝~腰の波でできるようにとしたので、腹~胸で掘れるとクリクリ動きすぎてラインが小さくなることもある。ただそこは動きを抑えて溜めを作って乗れば縮こまったラインにならずに乗れるし、腰~腹の長めに乗れる波の終い、脛くらいのセクションでもアクションできる。
掘れて速いブレイクも普通にいけるので腹~胸以下の日は必携のボードです。

FredRubble#6 Two Happy