Mar,15 2023 Two Happy#2 by Channel Islands Surfboards
普段使いのボード、Two Happyだけに腿~腰はきついが腰~腹で押しとフェイスの立ち具合そこそこなら充分だった1本目と同じディメンションボードのインプレッション。
何の変化もない、幅を18 1/4にして気持ちレールの入れ替えを楽にとか考えたが最近流行のラウンドはFredRubbleで乗ってきて日本の押さないちょっとマッシーな波だからこそスカッシュで自力で回すと、そんな意味で一番のパフォーマンスボードであるTwo Happyを同じディメンションでオーダーしてた。
コンセプト初代Two Happyと一緒。
ただね、#1で書いたけど微妙にボリューミーで特にテール入り口あたりの厚みが実際乗ってみて嫌な部分ではあった。浮力は充分、これより気持ち容積の小さいFredRunbbleの多くがラウンドで、ローロッカーとはいえスカッシュに比べれば押しの無い波では微妙なテールの狭さによる揚力の逃げからテイクオフがしんどい感じがあったから、もっとペラペラな板で良かった。具体的にはサイズのある波でその厚みのある辺りのレールの入り辛さを感じてた。
もちろん慣れでどうにかって程度のものだが、縦のアプローチでたまに縦に上がってる間に気持ち波側のレール入れて更に際を狙うとかいった場合ちと感覚が合わなかった。
それでも同じディメンションでいっちゃったのは同じには上がらない(ポジティブにしか考えてない)だろうということと、後発のCIプロは見たことがないがHappyの様にノーズエリアのボリュームが無ければ弓なりロッカーであるそちらをってのもあり、その場合ディメンションは同じで造るであろうからだった。
Dimensionメーカー:Channel Islands(チャンネルアイランド)
モデル:Two Happy
大きさ他:5'7 18 3/8 2 1/8 23.3リットル 2330g(デッキパッチ貼り・WAX塗布後)
好きだったCHPさんでのラミネートがなくなり、日本巻きで指定はしているがどこで巻いてるかよう解らん。機会があったらO島さんに聞いてみようか。
で今年はまた巻いたところが違うようで、ラミネート工場のディケルが入っていない。本当に日本巻きか?と思うがSpainTekはカリフォルニア巻きだしね。ただちょっと雑ってゆーかフォームに微細な傷が3箇所ほどあって、シェイプ後のフォームで空輸されてくるサーフボードじゃなきゃクレームもんかもね。
それは置いておいて、今回持った瞬間微妙にレールがテーパーになってると感じた。#1でちょっと不満なテール入り口辺りのボリュームも減ってる。
で実際初代と比べたら同じミディアムでも今回の板のほうがレールが気持ち薄い。
多分センターは同じ厚みだと思うが、デッキからレールにかけての傾斜は今回のほうが少し大きくそれからミディアムなレールにしたと言う感じでちょっと薄い。交互にレールを掴むと今回の板のほうが少し手に余る、薄ければそれでデメリットも出てくるがFredRubbleと比べると重さを感じていたからこれは好ましい変化だと思う。
前後のバランスは大体一緒で前足の足1つか2つ分後ろが(デッキ貼ったうえでだけど)板の重心でこれも好ましい。
板の重心=ヘソという考えこれは極個人的な板の見方だが、親指と中指でレールを摘んで前後のバランス良くなるところ、これを探ってそこがその板の前後のバランスの中心と考えてる。ディメンション上の中心は勿論真ん中だが、この板の前後のバランスの中心を跨いでスタンスするのが善しと考えてる。もちろんロッカーの前後バランスにより実際の接水時のバランスも異なると思うが、前後の体重移動を行ううえではこの板の中心を跨がないとどうしても後傾になるのは自明の理、だからスタンスの広さ=足の長さに起因もする=身長から板の長さを考える、昔ケリーが自分の身長と同じか+1~2incくらいとかって言ってたことがあるが、その考えともけっこう合致すると思う。
自分では板のヘソって言ったりするが、ヘソが適切な位置ならかなりオーバーフローの板でも普通に乗れるものだから。
後は乗ってみてどうかだけど、初代は日焼けがけっこう酷くて昨夏に下ろして小波でNewFlyer#3を使う日が間々あったのを差し引くと半年でこれ?って位焼けてる。不思議とボトムは勿論だがレールあたりはあまり焼けてないのだが、あまり良い樹脂ではなかったのだろうから、巻きの工場が変わる=樹脂も変わるってことでポジティブには捕らえてる。
CIのオーナーがメリック家に戻ってゴタゴタして上がりに時間がかかっていたが、それを想定してオーダーしたら欲しい時期より1ヶ月早く上がった。今の初代より紫外線の強い時期を長く使うが樹脂の具合はどうか、それも乗ってみてインプしてみたい。
これを書いているのは3月半ばだが、恐らく下ろすのは4月以降が有力でよっぽど波が良さそうな日に持ち出して実際普通に2~3アクションくらいのコンディションなら3月中に下ろすかも。
ということでインプはもう少し後で。
Impression
ファーストインプ。
重たいセミドライの時期にはおろさないのだが、早く来たし足の感覚無くなる水温でもないから波良さそうな日があれば準備して実際良ければおろそうと考えていた。
東風続きでそれをかわす数少ないポイントは混むからオミットだったが、午前は北~北西で午後は東から南東が弱めって日があり、潮回りも和田の中でも比較的混雑の少ないポイントでできそうなものだったので準備、波チェックするとミドル間でのやや速めで中間うねりへ戻る波が殆どだが無人でクリーンな腹~胸の肩の張った波があったのでそこでおろすことにした。
パドルやテイクオフに関しては#1と変わらない、同じディメンションだものね。ただ実際のリッター数はデッキが気持ち逆V状=厚さの寸法はストリンガー辺りだけで、レールがテーパー気味な分少ないとは思う。
そのせいか#1でのテール寄りのレールの厚みが気になったのはあまりなくなった。実際乗ると少しうねりが流れる波だが、掘れてればフルボトムから、ちょっと厚くボトムがはっきりしないセクションなら浅めになるが縦に運んでリエントリー。
フロントは#1でもあまり変わらないが、バックハンドはテール寄りのレールの引っかかりというか重さがない分スムーズに運べて速いブレイクもボトムトゥトップを縦にいれてから次のセクションへってのが素早くなった感じ。
オンでも弱いという予報だった午後はサイズダウンと潮が引いたことで割れ辛く割れてもダンパーが殆ど、腰~腹あるかくらいの押しのないブレイクは弱いオンでも潰される状態で、腰サイズの押さない波でもそこそこ動くくらいのテストに。
2nd Imp
2度目はよれてぼよつく腹胸のL中心のダンパー、高速ブレイクで切れ目からにセクションがあればそこでリエントリー程度、先はよれた波の繋がり方に依るがダブルアップするダンパーか開いてうねりへ戻るかのどちらかで2アクション入る波はほぼない。
ぼよついてトリッキーなブレイクは縦に運んでもリップの落ちるのが早い場合があり、そんなときは機転を利かせボトムをその落ちるリップにこすってフローターの様に落とす対応が必要だったりするが、インコンプリートもあったが割とこなせてレスポンスの良さを確認できた。
その日の午後は東のサイドオンがやや強いチョッピー/バンピーなコンディション。どうにか乗り代のあるピークを見つけたがLオンリーのよれたブレイクによれてできるポケットから1アクション程度のブレイク。
よれて2段になる上の段がオンショアでぼそぼそっと割れるが、そこに引っ掛け下の段もおりてから厚いセクションをオフザトップかカーヴィング、そっちこっちでぼそぼそ割れて繋がりやすいがどうにか遊べる。
イン寄りうねりへ戻る波が殆どで2アクションはほぼないが、厚いセクションでも#1より早く回せるかなと、感触は良い。
3rd Imp
3回目は腹~胸のやや風の入った厚めのブレイクだが形は悪くない、ただぼよついてフェイスが急に開いてうねりへ戻ったりする波。
ファーストは大概厚く良くてボトムがあればスープ際を通してカーヴィング、悪ければテイクオフからバックハンド方向へパワーポケットを追いかけイン寄り肩の出てくるところからリエントリーかボトムトゥトップのカーヴからフィニッシュという感じ。
セットが存外開いて消えやすいとかあるが、トリッキーなブレイクもうまくポケットを使えてセクションあれば3アクションまでいける。
斜面がかなり緩く難しいところでもカットバックしてスープまで戻せるものの、そういったターンのアークがレスポンスの良さなりに小さくなりがちで、そこは慣れと運び方かなといった感じ。
ここまで総じて腰腹胸(たまに肩)で#1よりレスポンスが良いので感触は良い。頭オーバー~頭半などサイズ/パワーのある時にどうか、そこはコンディションしだいだから当たるかどうかだが、またなにかあれば追記したい。