Sep,15 2024 FredRubble#7
7本目のFredRubble、Channelでも古いモデルだが、仮に日本で千葉で1本しか板を持てないなら、この板にする。
腰から頭オーバーのビーチやリーフでも行けるオールラウンダー、過去メインボードとして6本乗ったが、今回はそんなボードを小波用のファーストチョイス用としてEPS/SpineTecでオーダーした。
コンセプト小波用New FlyerをEPS/SpineTekにしたがEPSの反発故か腿~腰でベスト、腹~胸でもいけるが短くて取り回ししやすいし動きやすい性質上ラインを大きくとる意識を持って乗らないとラインが小さくなる。
押さない腹~胸ってのは外房のビーチブレイクでは普通にあるが、サイズ=フェイスの広さの割りにパワーポケットが小さくて普通のパフォーマンスでは少し重い感じの時にこの板だとフェイスを長くドライヴするのに短い時があるが、その微妙な空白を埋めるためのボード。
以前メインがFred Rubbleで小波用がNew Flyer(ともにPU)頃は間が無かったのだが、海外仕様でなら胸~ダブルが適性のTwo Happyを日本用に少し短く幅広くした程度では有り勝ちな腰腹には少し重く、New FlyerもEPSとしたことで1インチ長くしてもより小波に向いた感があり、腰腹胸の微妙な時(良い波ではないよな・・・)に小気味よく乗るための板。
小波用としてはNew Flyerを膝~腰ちょい程度として、小波でもできるだけドライヴしたサーフィンをするためのこちらをファーストチョイスとしようと考えた。
O島さんからの助言でEPS/SpineTekにする際はPUと同じ寸法で、ってのがあり、以前このモデルをメインで使っていたころは微妙だが腿腰でもけっこう行けてた。その微妙なところを普通に行けるようにしたいことからも短くせず、揚力は少しでも欲しいから幅もそのまま、厚さは増しても良いが増すとサイズある波向けになるからそのままで、EPSの素材的な優位性に恃む。
テールは小波想定ならSquashでいいが、小波用にするなら抜けの良いSwallowにした。
Dimension5'7 18 3/8 2 1/8 22.8リットル 1900g(デッキパッチ貼り・WAX塗布後)。
2年使ってのものだがNew Flyer#3より軽い。23.5リットルだからこの板より0.7リットル容積があるが、300gにはならないわな。まぁ膝腿腰でも調子は良いから気にしてもしょうがない、こちらはマジ軽いがそれが押さない腿~腹胸には良いと思う。
これは楽しみ方=出やすい重い板で楽に乗る、ってのとは少し違ってパフォーマンスボードってことだね。
Impression1stインプ。
おろしたのは腰~腹のインサイドのダンパーメインの千倉。
とても割れ辛く割れても厚いままショアブレイクらいくなクローズセクションになる波、水深浅く下手をすると刺さりそうなコンディションで、テイクオフ時点で前の波などによる水深そこそこを確認しなければ危ない。
南エリアではこの時間他に風食らわないところがなく混雑、セット狙いで皆入っているから腿腰程度の手前の波は比較的追いやすい。
テイクオフは普通、この波って考えればPUのTwo Happyよりは出るでしょ、同じ寸法のPUのFred Rubbleよりは反発する分ひっかけやすいかな程度。
浮力は無いが反発使えば走ってくれるかな、乗り代短い波ばかりで2本くらい試しに走ってみた程度だが腿でもいける。短い切れ目でのリエントリーやロールインは小さい押さない波でもリップとかの力を使えばブレイクより先に返ってくれた。このあたり短くて浮力の大きいNewFlyerとあまり変わらないかな、長さが普段使いのものと同じで厚さを薄くしていてこれなら良い感じ。レールが薄いからちょっと食いやすそうだが、このラウンド乗れ高少ないとはいえショアブレイクライクなコンディションでもワイプアウト0でアクションのインコンプリート0、6本乗ったモデルだけにこれで大体手の内入れた感はある。
2ndインプ。
この時も最初のラウンドはショアブレイクライクなインサイドの厚く陸ギリギリで閉まるブレイク、バックウォッシュも入り難しいが多少形になる、ただアクション入る閉まり際は上陸覚悟。厚くよれよれの閉まり際は難しく返っても前に出ないこともあったが、とりまワイプアウト無しで乗れたね。押さない腿腰、膝腿腰ならNewFlyer#3に譲るがべたべたでない多少フェイスのある小波でならOKかな。
この日は時間とともにサイズが上がって後のラウンドは腰~胸たまに肩だが押さない厚いブレイク。
板の走り出しはまぁ普通、EPSの分だけ小さいコブでも拾ってくれて引っかかりやすい程度。ちと薄いから押さなくても足応えあり、レールが薄いから食いそうだがボヨつきやバックウォッシュによるもの以外では食わないね。
そもそもの売りがDumpstarDiverと普通の(胸~ダブルとかだけど)板との間を埋めるってもので、日本でよくあるサイズには良い板だがEPS/SpineTekとしたことで小波用に寄った。機動性を高めたいからSwallowにしたけどそれも合ってる。
腹~胸たまに肩だと普通の板でもいける、特段の優位性ってないけど腰~胸で厚い波用ってコンセプトには良くあってる。
厚めだからカーヴィング多用したが5'5のNewFlyer#3の様に短いって思うことはなく、薄くて浮力ないから乗ってる中でその調整は要るけど抜けが良いからスッと戻したり小細工もできる。
フルボトムからのリップアクションとかでも薄さを感じる、軽いから少し緩いとこでのリエントリーは板から降りてくれない感もあるが問題ない。緩い肩が落ちたとこでのカットバックもレールを深く入れず回して戻してカールかトップで返して下向けてスムーズにいける。
腹胸からならPUのパフォーマンスでドライヴを感じながらと思うが、トロい時は嵌ってる。
バックサイドをここまでの3ラウンドでほぼ乗ってないが、浮力の無さとレール食いそうなとこだけ注意してればPUと同じように乗れる+コブとかの反発利用して乗れるって感じ。
3rdインプ。
こちらは南風が強い日の志田周辺。サイズは腹・胸~肩でサイドオフがやや強い。
朝はPUのパフォーマンスで入った、小さ目は形になってインでトロいがセットは掘れて速いブレイク、小さ目のインサイド寄りはPUのパフォーマンスではちょっと重い感じで、乗り比べも兼ねて午後はこちらに変更。
ただ潮が上げてきてサイズアップ傾向で、朝あった小さ目の形になるブレイクはない。中間で消えるファーストワイドで速いブレイクにちょっとしたセクション見つけてアクションする波。
サイドに近いサイドオフで気持ち面ザワ、その鱗みたいな微妙なとこにも引っかかる感じでPUよりテイクオフは速かった。割れてすぐ消える波でも立っちゃう、続かないけど。
割と水量があって乗り代ある波はそのセクションだけポコっと掘れて先消えるブレイクで、短い乗り代のクリティカルなセクションでのリエントリーって感じ。
PUの板でも同じようにリップで後ろ足押し出すというかそんな感じでテール抜き気味でやれたが、この板の方が軽い分軽快で反発あるから抜きやすい。
1アクションのブレイクだけど気持ち良いね。軽く反発良い分小波に向いているが、肩ぐらいの水量多いセットでもいける。薄いから折れそうで怖いのが正直なところだが、押さない腹胸で乗った先のサイズが腰とかになるブレイクにはうってつけ。
良い板だね。