Mar,15 2022 グロインペイン症候群

発症
正月早々1/4の波乗り中、軽く波を追ったが引っかからなそうと思い波待ちの態勢にした瞬間、股関節周り太ももの内側あたりに軽くピリッと来たのだがその後乗ったボヨつくバックサイドのボトムターンでズキッと痛みを感じたところから始まった。
この時は夕方で上がろうと思っていたこともありそのまま大人しく撤収した。

ただその後日常生活などで痛みはもちろん、不自由も感じなかったので正月休みを過ごし3日後に再度海へ。
しかしこのときもバックサイドのリエントリーで板を返す時、特にカーヴィング系でレールを長く使って押し込む時に酷くはないが痛みを感じた。また日常生活というか普段も下腹部の右の奥の方に軽い痛みを感じるときもあった。

2015年に眠れないほどの激痛になるこれと同じ様な(多分同じ、記憶が曖昧)ことをやっているが、痛みが限定的で陸の上で再現できないことから1月中はそのまま普段通りの波乗りを続けていた。
この時期の南房総は地形が悪くロータイド前後で使えるミドルのバンク狙いなのだが、ほぼよれとボヨつきを伴うブレイクで、このボヨつきによる外的な力または意図せず下がるボードを抑える(引っ張られるった方が早い)ことでズキッと激痛が走るようになってしまった。
お安い近所の接骨に週1~2で通い、2月前半は仕事が忙しい中体調が非常に悪いので波が悪そうな日はひたすら寝て過ごしたりしていたところ、痛む頻度=動きが少なくなった。
回復基調と考えたがバックサイドのボトムターンでボヨっと来られると非常に痛むことから、以前治療してもらった筋修復院に行って体のバランスをとってもらった。前は劇的に回復したが今回はそもそもの症状が軽いことから大きな効果を感じられずまた、そこに通っても結局は体のバランスをとるって根本は同じだからと考え、以前通っていた整形の理療士から「やるように」と指示されたストレッチと体幹、プラスYoutubeなどから今の自分に合いそうなストレッチや軽い体幹トレーニングを交えて行うようにした。

2月は結局もう1日波乗りもお休みして(波悪いのがミエミエだった日)疲れを取り、ストレッチとオーバーワークにならない程度に軽く体幹を続けた。
この時期はダルい波でパンピングするとそれで激痛、後ろ足(右足)の内転筋とその周辺筋と大腿四頭筋の付け根にズキっとくる痛みを抱えていたので、バックサイド禁止、フロントも際どいセクションでのカーヴィングとか負荷のかかることを避けながら、アップスや綺麗なセクションでのリエントリーに留め、先ず怪我の悪化を防ぎつつ波乗りの感覚を維持しながら少し実施で筋肉使う感じでの波乗り。意外とね、基本に忠実に乗ってれば痛まないから考えようによっちゃ良い練習かも、と前向きにもなれた。

あまり悪化したら件の筋修復院へ行く(保険診療やってないから高い!それでいて初期は週二でとか言われるから経済的に避けてる)つもりだったが3月に入ると徐々にだが良化、もちろんボヨつくコンディションは多く、ズキっとくる瞬間もラウンド中何回かあったが、半ば過ぎにはバックサイドのアップスから軽いカーブや合わせる程度のアクション、月末近くにはちょっと痛むこともあるが8割程度のバックサイドライディングもできるようになった。
このあたり激痛だったことからくるメンタル的な「できない」ってのもあったのだが、少しずつ「やれる」って思えるようになってのこと。

感触としては腰を深く落として太腿に力入れると詰まり感と痛みがあり、バックサイドはリエントリー/カーヴィングの返しに力を入れると痛むのだが、もう2段階くらいかなと。日々ストレッチと体幹やって、波乗り疲れというか筋疲労の溜る日に通い慣れて長く診てもらってる安い接骨でほぐしてもらう、このルーチンでと考えた。

とりま接骨はいつも通りその場その時楽なるだけ。ただ波乗り翌日とかはそれでけっこう回復するし500円の料金だからそういった使い方。
筋修復院は無保険実費で7,000円近いから行って後日の改善が必須。2回行ったが数年前の時の様にあからさまな回復が見られない。
整形外科は行くのが大変で、結局日々のストレッチやプランクなどのトレーニングは家でって感じなので未だ行かず。

4月を過ぎて水温が少し戻ってきて真冬(特に今年は12月から冷たくて体には良くなかったわ)の「冷える」日が減ってきた。
以前整形の理療士から教わった自宅での対応は主に肩周辺の痛み・不調に対応したもので肩甲骨関連が多く、体の連動性からその一部をやるようにしたが後は坐骨神経痛に対応したものでプランクをやるようにした。
後は接骨・筋修復院から言われた「腸腰筋」の硬さへの対応、そこからくる右足の内転筋・大腿筋の対処。
これはネットで調べて、ストレッチ中心に。春先頃は内転筋や大腿筋のトレーニングになることもやっていたが、結局痛みを伴うこと=痛めてるので痛みを伴うことは減らした。腸腰筋への対処でも右足の挙上とか痛みになるからその動作を含むものは止めた。
グロインペイン症候群  SURF+(SURF PLUS)-腸腰筋のストレッチはほぼ1種類しかないが、他に骨盤の矯正=股関節の適正化になるストレッチなどと胸椎・腰椎の硬さを取るストレッチを組み込み、鍛えるのはプランクでの体幹程度。プランクは元々やったいたから(さぼったからこうなったのかもってのはある)30秒程度は楽所だが、鍛える方は毎日やるとオーバーワークに繋がるので波乗りしない日に1日おき程度に留めている。
4月の半ば時点で痛みからくる無意識の庇いが減った、バックサイドのカーヴィング系もぼちぼちやれる手応えも感じてきた。正直、波がボヨボヨだったりで不意に脚を持っていかれたり、バックサイドのリエントリーで返しが存外早いとちょっと痛むが、2か月前には出来なかったこと、ようやく9割程度のサーフィンは出来るようになった。
暖かくなり日がのびたので2ラウンドの日も試してみた。これは一度上がって休むと使った筋肉が硬くなり、そこで波乗りして痛めるかどうかまた、入る前には必ずストレッチをするが入水前のストレッチは家で夜やるものより強めだからそこで痛めやしないか(まぁ加減をちゃんとすればここで痛めることは無い筈だが)が心配だった。
まぁでもこれも特に問題なくクリアできて、春から夏にかけて2ラウンド~3ラウンドやる日が当たり前になってくるが、ある意味ここでも回復を感じられている。

新・サーファーズイヤー手術 まただね、再発 肩関節周囲炎